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今日は、東日本大震災からまる4年が経過した追悼の日。

事務局長の寺尾です。

あの日、全く予期していなかった突然の自然災害と、それに伴う福島第一原子力発電所の事故により、東日本の沿岸地域を中心に甚大な被害が生じました。
東日本大震災からまる4年が経過した今日、改めて1万8千人あまりの死者・行方不明者の方々に哀悼の意を表し、今なお、震災前の日常を失った20万人以上の避難生活を余儀なくされている方々に心からお見舞い申し上げます。

震災を経て、多くの被災者の方々の人生が変わり、私たちの社会も変わりました。
そのような中にあって共通の目標は、被災地において物心両面の復興を成し遂げることであり、エネルギーの問題や食の安全の問題など、これまでの社会の安全の在り方を問い直し、より強固な減災・防災の体制を築いていくことです。

震災は、私たち日本ユネスコ協会連盟の社会的使命にも大きく影響しました。被災地の教育復興に真剣に取り組むことが、社会に平和のとりでを築く重要な課題だとの考えから、国内の教育支援活動を活動の柱に位置づけました。
有り難いことに、私たちの使命と活動方針に共感して下さる多くの個人・団体・企業の皆さまから多額のご寄附をお預かりし、この4年間、全精力を傾けて事業を行って参りました。
ご協力いただいたすべての皆さまに心より感謝申し上げます。

その結果、三菱UFJフィナンシャルグループの皆さまと協力して設立した「MUFG・ユネスコ協会 東日本大震災復興育英基金」では、累計で1480名の遺児・孤児を対象に奨学金を給付させていただいております。この奨学金事業は2014年度に小学1年生に入学した児童が、高校を卒業する2025年まで継続します。また、被災地の風景に彩りを取り戻すために、35回にわたる被災校花壇の再生ボランティア活動をさせていただきました。
また、多くの企業・個人の方々のご協力による「ユネスコ協会就学支援奨学金」は、これまでに17の被災地自治体で累計2297名に奨学金を給付させていただきました。
月額2万円のこの2つの奨学金は、返済義務のない給付奨学金ですので、多くのご家庭や奨学生の皆さまから、支援してくださった皆さまに心からの御礼が「ありがとうございます」のメッセージと共に届いております。

奨学金以外にも、力士会の相撲場支援、減災・防災教育助成、東日本大震災を心と記憶にとどめる高校生ボランティアツアーなども継続して行っています。

支援を受けられた方々が共通におっしゃいますのは、金銭的な安心と共に、社会からの温かい気持ちに勇気づけられたという事です。この場を借りて、ご寄附いただいたすべての皆さまに厚く御礼申し上げます。
4年間の震災復興支援事業を通じて、数多くの企業・団体・個人の方々と共に、被災地の将来を担う子どもたちの健やかな成長のお役にたつことを願って活動をしてきました。皆が心を合わせて力を出し合うことで、願いを具体的に実現できることを実感した4年間でもありました。

しかし、被災地の物心両面の復興はまだまだです。エネルギーの問題や食の安全の問題など、基本的な問題にも解決策は見いだせていません。より強固な減災・防災の体制づくりには長い時間が必要です。
まる4年目が経過した今日、私たちはこの4年間で成し得たことを振り返るとともに、5年目の被災地のニーズが何であるかを確認し、東日本大震災が日本社会に投げかけた課題を解決する一助となるよう、記憶を決して風化させることなく活動を継続していきたいと思います。

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