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日々の生活に大きな変化をもたらす「識字クラス」

教育文化事業部でインターンをしている久保寺です。
2014年9月末から10月にかけてカンボジア滞在時に訪問した、ルエル寺子屋での大人(15歳以上)のための識字クラスの様子についてお伝えします。

村には電灯がなく、あたりは何も見えないほどの真っ暗闇のなか、寺子屋では発電機による灯りがともされ、大人たちが一生懸命読み書きを学んでいます。お母さんに連れられた小さい子どもたちも、一緒に授業を聞いていました。

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基本的に、これらのクラスは日中の農作業や肉体労働を終えた19時から2時間、月曜日から土曜日まで8カ月間続きます。このクラスを終えるとだいたい小学校4年生と同等の学習を終えたことになり、最終試験を通ると郡の教育局から修了書が授与されます。

ルエル寺子屋では、寺子屋の建物以外にも村人の家を使って2つの識字教室を開いています。

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上↑の写真は、物置のような骨組みだけの建物にバッテリー式の電灯をつけて授業を行っています。机も椅子もありませんが、みんな自分の膝の上にノートを乗せて、先生がホワイトボードに書いた文字を写し取っています。

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また、こちら↑の写真は、民家の2階を使って行われている授業です。先生は学習者たちのチョークボードを見て回り、文字が間違っている人や何も書けずに困っている人に丁寧に解説しています。

日本ユネスコ協会連盟カンボジア事務所の職員さんによると、クオン・ロンさんという34歳の女性は、「駐輪禁止」の看板の前に自転車を停めてしまい、警官に"看板が目に入らなかったのか"と怒られたというつらい経験をきっかけに、識字クラスに来たと話してくれたそうです。
彼女は「読み書きができないのは、目が見えないのと同じこと。文字が読める今は、自信を持って外出できる」と語ったとのことです。

識字は、自立への第一歩です。
日本からの支援が、現地ではこのように、一人一人の生活を変えています。

全員が読み書きのできる世界の実現のために、引き続き温かいご支援をよろしくお願いいたします。

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