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  岐阜版!世界遺産
 

takara
私の町の宝物




kagodaibutu
籠大仏

岐阜県には、世界遺産である白川郷がありますが、もっと すばらしい岐阜だけの宝物があります。岐阜県ユネスコ協会では、勝手にそんな 文化・景観を「岐阜遺産」と名付けて、応援していこうと思います。 その一環として「私の町の宝物」絵画の募集 を行っています。

■私の町の宝物絵画展

 「ユネスコ世界遺産に指定されなくても、身近にある未来に残していきた素晴らしい物がある、それ等をこどもたちに描いてもらおう」というのが主旨です。絵の上手さだけでなく「何を宝物と考えたか」も賞の対象になるので、絵の苦手な子もどんどん描いてもらいたい! 賞には教育委員会賞、知事賞、市長賞、郵便局賞、ソロプチミスト賞、日本ユネスコ連盟賞があり、選ばれた作品は東京の全国展に出品されます。

 応募方法については事務局(058-266-0070)へお問い合わせ下さい。 応募要項をお送り致します。

(追記:毎回こども達の絵を通して、大人の私達が忘れていた宝物を感動と共に気付かせてくれます。私達大人だって、子供の時には、いつの間にか粗略に扱うようになってしまったけれど、大事にした物=心を通わせた物−が有った事を子供に教わりました。by KAE)


■特集−籠大仏−
by KAE
 市民が、なぜか控え目に「この大仏は日本三大大仏の一つ」と、紹介する大仏が岐阜市内に有ります。控えめなのにはいくつか理由があります。その一つに、奈良と鎌倉の大仏は有名ですが、この大仏は、無名だからです。しかも、あのバブルの時代に、日本各地に巨大な(奈良、鎌倉をしのぐ)コンクリ−ト製の仏像が造られた所為もあって「三番目の大きさ」と、言えなくなりました。それに、高岡大仏も「日本三大大仏」と、市の発行する観光案内にあり「三大何とかの三番目は、地元のみ見解」と揶揄されるのです。像の大きさでは鎌倉に、古さでは高岡に、負けませんが、岐阜大仏は、木と竹と紙で出来ているので「銅製の大仏」で、高岡に、三番目を譲ります。奈良、鎌倉、高岡の大仏も、歴史的に見ると、時の権力者が発案し創建させましたが、岐阜大仏は庶民の喜捨のみで造られましたので、お金が掛かる銅製は望めず、竹と紙で創られ、安上がりといえば安上がりです。だから、価値が無いと、言う人もいます。権力者の後ろ盾が無いのは現在も同じ?で、この大仏に心を寄せる人は、多くありません。しかし、私は、この大仏こそ、まさにNGO、ユネスコ精神だと、思っています。しかもこの大仏に使用された紙は、経本の端紙や古い教本でした。(江戸時代は、高価であった和紙は再利用されましたが、仏様に付随する紙を落とし紙等に使用しては、もったいないとして、大仏に貼る事にしました)ここの寺は、黄檗宗ですが、宗派にはこだわず、どの宗派の経文が書かれている紙も貼るのに使われました。これもユネスコ精神そのものではありませんか?ここでは、イスラム原理主義者によるバ−ミアンの仏像の破壊のような悲劇は起きようもないのです。
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