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原爆ドームに関する勧告
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広島で開催された世界遺産とバッファゾーンに関する会議に参加した、我々イコモスの法律・行政・財政問題に関する国際委員会の専門家委員は、
国際記念物遺跡会議(イコモス)日本国内委員会およびユネスコ・アジア文化センター(ACCU)がこの価値ある会議を企画・主催・後援されたことに心から感謝の意を表し、
バッファゾーンの問題が、特に法的・社会的・環境的・政治的観点から、世界遺産にとって重要な問題であり続けてきたことを認め;
原爆ドームに近接しているために景観を損ない、原爆ドームの文化的な総合的性格と卓越した普遍的価値を減じる広島商工会議所の建物を移転するという決定を歓迎し、
原爆ドーム周辺のバッファゾーン内に5つの高層建築が建設されたこと、とりわけ最近原爆ドームから至近距離に新しいマンションが建設されたという事実に対して、大いなる遺憾と失望の念を表明し、
将来も同様の建築が続く可能性を憂慮し、
以下のことを日本国内閣総理大臣、広島県知事、広島市長に呼びかける。
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1 |
世界遺産遺跡として登録された文化遺産の完全性や神聖さを失わずとも、それを損なう建設行為が問題となった事例として、ケルンとドレスデンの事例を調査し熟考すること
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2 |
景観と世界遺産の空間的な統合性を妨げることが、世界遺産としての文化的な価値の減少と希薄化を意味するということを認め、かかる観点から広島商工会議所の建物の移転を理解すること、そしてその跡地地域の将来の利用がむしろ世界遺産の卓越した普遍的価値の強化を確実にすること
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3 |
世界遺産の保護のために、建物の高さ、色、美的側面およびその他の補完的要素の観点から開発計画を制限する、拘束力ある規制を採択すること
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この勧告は、世界遺産条約とバッファゾーンに関する会議に際して、2006年11月29日に広島で採択された。(原文)
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