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世界遺産は、基本的にその遺産がある国によって保護・保全されることが原則です。しかし、途上国などでは、世界遺産を将来にわたって守り、次の世代へと引き継いでいくための技術や資金、人材が不足している国もあります。日本ユネスコ協会連盟では、そのような国々に対して草の根レベルでの支援を行っています。

世界遺産は、その遺産をもつ国によって保護されることが原則となっています。しかし、自分の国だけでは技術面や資金面などの問題で、保護・修復を行うことが難しい国々もあります。資金の提供や修復技術を教えることと同時に、その遺産が教えてくれる歴史や文化の大切さを教育やコミュニティを通じて次の世代である子どもたちに伝えていくことも重要です。
日本ユネスコ協会連盟の世界遺産活動は、主に途上国の世界遺産を対象に行っています。特に、世界遺産を将来にわたって守り、次の世代へと引き継いでいくことができるように草の根レベルでの継承システムを構築しています。
人と自然との共同作品である文化的景観が評価され、世界遺産に登録された『フィリピン・コルディリェーラの棚田群』。しかし、後継者不足や都市への移住による棚田の放棄などの理由により危機遺産リストに登録されています。

棚田の保全方法や活用方法は、主要な民族であるイフガオ族によって代々口承で伝えられてきました。
その伝統知識をさまざまな形で継承していくシステムを構築しています。
世界中の観光客が訪れるカンボジアのアンコール遺跡群。
しかし、現地では、家の基礎工事のためにと遺跡の一部を持ち出したり、お金に代えるために売ってしまったりするケースが報告されています。

遺跡の修復については国際機関や多くの諸外国政府などが支援を行っていますが、遺跡の保全に対する子どもたちへの教育活動はほとんど行われてきませんでした。
「文明の十字路」として知られるアフガニスタンのバーミヤン。この地で1000年以上もの昔から存在し続けていた2体の大仏が、2001年3月、タリバンによって破壊されました。

バーミヤンの貴重な遺跡の保護のために、2005年「バーミヤン教育文化センター」を開設しました。現在は、アフガニスタン情報文化観光省の元で各国の研究拠点として、専門家達の研究や情報交換の促進の場として活用されています。