カリヨンコンサートのページ 平成17年8月15日に開催した「カリヨンコンサート」が
3紙朝刊に掲載されました!




写真は
伊丹ユネスコ会員より
戦後60年「平和の鐘事業」(新聞掲載記事)
◎産経新聞「伊丹では追悼のコンサート」
 終戦から60年を迎えた15日、尼崎市開明町の法華宗本興寺(有原日龍貫首)で、平和の鐘を鳴らす集いが開かれ、参加した約40人が戦争犠牲者の鎮魂と不戦の誓いを新たにした。
 尼崎ユネスコ協会が主催する「平和の鐘を鳴らそう」運動に本興寺が協力し、今年初めて実現した。同寺の鐘楼は寛永10(1633)年に建立されたが、戦時中に釣り鐘が供出され、昭和41年に再鋳造された。現在、県指定文化財になっている。
 この日、参加者は正午の時報を合図に頭を垂れ、有原貫首らの読経が流れる中、順番に鐘楼に入り、釣り鐘を突いた。
 参加した尼崎市稲葉荘の牧師、野村恭三さん(70)は、「60年の歳月で戦争経験者が減っており、戦争の悲惨さを思い起こしておこうという気持ちで参加した。若い世代は平和の文化を継承する良い機会にしてほしい」と話していた。
 また、伊丹市ではJR伊丹駅前の組み鐘・カリヨンによるコンサートが開催され、戦後60年の節目に平和を祈念するとともに、4月のJR福知山線脱線事故の犠牲者を追悼した。
 駅前のカリヨンは、同士が姉妹都市提携をしているベルギー・ハッセルト市から、友好のシンボルとして平成2年に寄贈された。
 普段は1日3回、自動演奏されているが、平和の鐘事業として実行委員会がコンサートを実施。ベルギー在住のカリヨン演奏家のソフィー・ヘーレマンスさんが、鎮魂を込めてノルウェーの曲の「カーリヒゲットザング」など15曲を演奏。夕闇に大小43個の鐘の音が響いた。
◎神戸新聞「響くカリヨンあふれる思い
 終戦60年の平和祈念と、尼崎JR脱線事故の犠牲者追悼のため、大小の鐘を組み合わせた楽器「カリヨン」の演奏会が15日、JR伊丹駅前広場で開かれた。ベルギーの女性演奏家がカリヨンが据えられた塔「フランドルの鐘」で演奏。約250人が響き渡る音色に聞き入った。
 市や市国際交流協会などで作る実行委員会が主催。カリヨン奏者のソフィー・ヘーレマンスさん(30)が塔内の演奏室で、大小43の鐘にワイヤーでつながった鍵盤を弾いた。塔は高さ約15メートル。1990年、友好都市のベルギー・ハッセルト市から寄贈された。
 ヘーレマンスさんはムーンライトセレナーデや荒城の月ほか、ノルウェーやロシア、フランスなどの15曲を披露。約1時間に渡って鐘の音が響き、駅の利用客や広場に集まった人が耳を傾けた。
 千葉県船橋市から伊丹しの実家に帰省中の主婦大久保美鈴さん(32)は「結婚式のハンドベルに似てきれいな音色」と演奏に聞き入っていた。
◎朝日新聞「伊丹駅前でカリヨンの調べ」
 戦後60年の節目に平和を祈念し、JR宝塚線脱線事故の犠牲者を追悼しようと、大小の釣り鐘を組み合わせたヨーロッパの楽器カリヨンの演奏会が15にち、JR伊丹駅前であった。
 伊丹駅前にあるカリヨン「フランドルの鐘」は高さ約15メートル。最上部につり下げた大小43個の鐘をレバーやペダルで鳴らす。市などが開いた演奏会は、ベルギー人の父親と日本人の母親をもつカリヨン演奏家ソフィー・ヘーレマンスさんが、塔上部にある演奏室で演奏。「ムーンライトセレナーデ」や「荒城の月」など15曲を約1時間かけて披露した。
 千葉県から伊丹市の実家に帰省中の主婦大久保美絵さん(32)は長女京美ちゃん(4)らと訪れ、「きれいな音色でした。平和がずっと続いてほしい」と話していた。
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