能「羽衣」の鑑賞
平成19年10月3日
山本能楽堂(国登録文化財指定
山本 章弘さん(重要無形文化財保持者)のお話と体験講座

奥の「鏡板」(かがみいた)ー老松と竹 
能楽は2001年にユネスコ第1回「人類の口承及び無形遺産の傑作の宣言」に登録されています。

朝10時から昼食をはさんで公演後の質問コーナー終了まで、約120名(5カ国8名の
外国人を含む)の方が参加されました。
山本さんの能の由来、舞台、装束などについての解説の後、4種類のお囃子(笛・小鼓・大鼓・太鼓)の実演と説明を受けました。山本さんご指導のもと、謡「羽衣」の一節を全員で大きな声で謡いました。楽屋では舞台裏や舞台下の音響のための瓶(かめ)の見学、楽器の音の出し方を習いました。舞台では白足袋を履き、能面をかけて舞台をすり足で歩く体験もしました。昼食後、シテ(天女)山本 章弘さん、ワキ(白龍)福王 知登さんによる、優美な「羽衣」の舞台を鑑賞しました。

山本能楽堂さんのご好意で、難解な古典芸能だと思っていたお能が身近に感じられた貴重な一日でした。
  
能面をかけての体験 山本能楽堂
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