ESD講演会「2016年 世界のエネルギーが劇的に変わる!! 」

科学・環境委員会

11月28日深沢学習センターで、講師に白木正四郎氏(写真)をお招きして、ESD講演会を実施しました。今回もインパクトの強い演題でした。聴講者は、52名に達し、満員の大盛況となりました。以下論旨を白木正四郎氏ご紹介します。
アメリカのシェールガスが石油に替るエネルギー源として注目される様になり、中東の産油国は対抗して石油の増産に踏み切りました。石油を市場にダブつかせ、価格競争に持ち込みシェールガスを潰すのが目的でした。狙い通り、値下げ競争が起りました。
シェールガスは抵抗力を付け、今ではアメリカが、世界最大のエネルギー資源国となりました。更にロシア封じ込めの為、アメリカとサウジが共謀して石油を増産して、石油のダブつきは治まらず、もっと値下がりする見通しです。これは、日本にとってビッグチャンス。当面は石油の大暴落で、日本とアメリカは大変な黄金時代に突入すると見る事ができそうです。一方、戦争の原因はエネルギーの奪い合いです。エネルギーを自給し、争奮戦のサイクルから抜け出す事ができれば、平和国家を築く事になります。
安い石油に加え、日本には地熱が豊富にある。この資源量は世界で第3位である。
地熱発電にはバイナリー式も有り、深層部熱鉱床を掘る方法もあり、いずれも温泉や観光とはバッティングしない。 これを利用すれば、日本のエネルギー問題は解決し平和国家を打ち立てる事ができるのだが、原子力村がこれを妨害する。国が推進させない。
地熱発電を地球を原子炉とした原子力発電と見れば、両者は非常に良く似ている。一度稼働させるとずっと動く、従って地熱発電は原発のライバルなのである。
この様な状況を変えるには?と言う質問に対し、答えは、言い続ける事、やって見せる事、選挙により政治家を入れ替える事であるとおっしゃる。つい最近土湯の地熱発電を見て来た我々は、やってしまう事が最良の策だと知っている。          (神澤)

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