武家の古都・鎌倉 MAP説明会

ユネスコサロン 鎌倉遺産保全活動 共催講座

   今、世界遺産登録をめざしている鎌倉の国指定史跡を地図で示した、「武家の古都・鎌倉MAP」が発行され、市民や観光客に配布されています。この機会に、8月25日に鎌倉市世界遺産登録推進担当の斎藤一真さんをお招きして、このMAPを基にして登録に向けての考え方について説明会をしていただきました。
 鎌倉市では現在国指定史跡指定手続き中のものも含め24件を候補遺産として世界遺産登録への準備を進めている。来年夏には国に書類を提出し、2009年1月に日本政府として正式推薦がなされ、順調に行けば2010年には、世界遺産委員会で審議してもらえると思う。

鎌倉の登録の考え方
 世界遺産登録は最近ユネスコの審査基準が厳しくなってきている。
 京都・奈良の頃は基準が緩やかでテーマが無くても良い物が単独又は、まとめて登録になったが今はテーマに基づく登録が問われるようになった。そこで鎌倉独自の価値と特徴を持つ「武家の古都」という考え方がテーマになった。
 武家の古都の遺跡とは、源家3代将軍と執権北条氏を武家として限定し、幕府がある武士の都に所在する武家に関係の深い寺社・史跡として選定された24件である。

鎌倉は遺跡(史跡)が中心

 奈良・京都は建物が登録の対象となり得たが、鎌倉は遺跡中心であり、現地調査の時も遺跡中心であることを説明する必要がある。
 遺跡も含め対象寺院・館は鎌倉の出入り口の要所に配置され地域支配の意図が読み取れる。武家の思想に影響を与えたのは律・禅寺院であり、神社では神事を通じて武家の儀礼・作法が形成された。緩衝地域としてのバッファーゾーンはコア遺産個々にではなくコア全体をカバーするよう設定される予定である。     (丸山)

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