鎌倉ユネスコフェスタ中止にあたって

謹んで東日本大震災のお見舞いを申し上げます

観測史上最大の規模の地震とそれに伴う大津波による、筆舌に尽くせない悲惨な体験をされました、このたびの東日本大地震被災者の皆様に、心からのお見舞いを申し上げます。

この大地震の発生に伴い、その2日後に開催を予定しておりました「鎌倉ユネスコ フェスタin大仏殿」は急遽、中止にいたしました。約半年前より周到に準備を進め、既に万端整っていただけに、中止の決断をするのは断腸の思いでしたが、この極めて深刻な時に、お祭り要素も組み込んだフェスティバルの開催は自粛するべきであると判断したからです。

このフェスタの実施に向けては、会場を全面的に提供してくださいました鎌倉大仏殿高徳院様をはじめ、沢山の机や椅子の貸与を許諾くださった鎌倉市役所のご理解、多くの方々にご尽力を賜りましたことに、ここにあらためて篤く御礼申し上げます。
バザーに対しては、当協会のホームページでフェスタの開催を知られた全く面識のない方からも含め、価値の高い品物を、ユネスコ世界寺子屋運動に役立ててほしい、と多々、ご献品いただきました。法人賛助会員である鎌倉名店からの出品物が勢ぞろいし、当協会料理プロが加わってのグルメコーナーは大きな前評判をよんでいました。同時に法人賛助会員からは、全国的に有名な商品のご提供を受け、また数々の海外賞を得ているご自身が監督の短編映画上映も期待を集めていました。「UNESCOわたしの平和宣言」を英日語でユース会員が元気良く朗読する企画、バトントワーリングやお囃子、文化財さがしゲーム、ペットボトルソーラカー工作などの種々の行事を楽しみにしていた人も多かったと聞きます。ポスターに採用された「わたしの町のたからもの絵画展」入賞作品「空とぶ大仏」は実に印象的で、大変好評でした。

このフェスタは幻に終わりましたが、当協会創立23年目にして初めて大々的に当協会を広く内外の人びとに知っていただくことを目的としただけに、是が非でも成功させたいという思いで全員が心を一つにすることができました。大仏さまの回廊全域20のブースで売り子や説明役担当をひき受けてくださった150人を越える会員やその友人、ボランティア学生たち。その集中力と団結心は素晴らしいものでした。この経験は、当協会の将来に明るい財産となることを信じます。
まずはこのエネルギーを、近いうちに形を変えて、このたびの大地震被災者に対する救援バザーに結集させたく存じます。
かかわってくださった全ての皆さまに深い感謝。

「鎌倉ユネスコ フェスタin大仏殿」実行委員長 石田喬也


 
 

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