川崎天然ガス発電所見学

昨年、12月22日、鎌倉ユネスコ・科学環境委員会のプランは、環境対策研究者の佐藤輝准教授(フェリス女学院大学)をガイド役に、教授の教え子たちのクラブ活動の一環として愛らしい部員たちも参加してくださり、まず天然ガス発電所を見学しました。
私は、火力、水力、原子力、風力、太陽光に地熱etc、各種発電所を見学した事がありますが、クリーンな天然ガスを燃料とする天然ガス発電は初めての経験でした。
2008年、始動したばかりの最新の設備で出力84,7万KWという。僅か約2万坪弱の敷地内にタンクもボイラー、すべて効率よく設計され、煙突までピカピカと輝いてみえました。その上30数人の人員で稼動しているのを知って、本当に驚きました。

課題はやはり原料(天然ガス)入手の問題でした。
最近テレビで「千葉石」と命名された新しい鉱物が発見されて、天然ガスも(水晶などと共に)含まれていると知りました。また、昔、千葉県茂原で水田にボコボコ湧き出る天然ガスを採取して家庭用に使用していた風景を地理巡検で見学したのを想いだしました。
続いて鶴見の「環境エネルギー館」(東京ガス)も見学しました。
ここでは、自然エネルギー「風力発電」「太陽光発電」「燃料電池」と環境に配慮したシステム「再生処理水」「床吹き出し空調」「バンブーフロア」「アースチューブ」「ジェネリンク」など、さまざまなケースを、ゲーム感覚も取り入れており、楽しく展示・説明されていました。大人たちより子供たちの教育の場として利用して貰いたいと思いました。
屋上はビオトープになっていて、自然観察や自然遊びのプログラムが組まれており、年間を通じて、花や実や虫類を観察できるので、四季折々の変化も楽しむことができます。見学も終了になる頃、丁度、西の落日を見る事ができ参加者一同思わず歓声を挙げてその美しさを讃えました。  (会田)

 
 

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