新品ランドセル4000個の支援

全てがハッピーエンドに

2012年の春のことだった。ユニー㈱さんから、モデルチェンジで販売に適さなくなったランドセル4千個を必要としている子供達に贈りたいとの相談があった。フィリッピン人の人たちと
早速、鎌倉ユネスコに打診したところ、日本で働いているブラジル人支援をしているNPO法人マイケンが千個、コンゴの教育支援に取り組んでいる慶応大学藤沢キャンパスの長谷部葉子先生が5百個の申し出。

マイケン代表アメリアさんのネットワークで昨年4月入学の在日ブラジル人子弟へのプレゼントが実現。
一方、コンゴのほうは輸送費捻出などの問題もあり1年余り長谷部研究室に保管されていたが、ようやく今夏7月11日にコンテナーが横浜港から発送の運びになった。
8月には長谷部先生や同ゼミの学生たちが現地を訪れる際に贈呈式が行われると聞き、ホッとしている。

一方、私自身が仲介役となって昨年フィリッピンに発送した2500個は、現地受け手のNGOの快諾は得ていたものの、運悪いことに昨秋、巨大台風がレイテ島を襲い、そのNGOは被災者支援に集中し、ランドセルどころの話でなくなった。
しかし、放っておく訳に行かず問題解決のために今年2月マニラに行った。正直言って配布をあきらめて日本に引き戻すことも考えて行ったが現地NGOの女性スタッフは協力的で毎日一緒に役所やコンテナー会社を回り熱意あふれる交渉を展開。

マニラ港の税関では「こんな贅沢なカバンは被災者支援ではない。」と拒否されたが、それをひっくり返す説得力はすさまじいほどだった。
一転交渉が決着すると、税関長が「日本からも来られているから記念写真を撮りましょう。」と。

結果として関税のほか付加価値税も免除、さらに滞留していたコンテナー費用も無料に。
総額5百万円ほどの節約が実現。そして、4月末にはユニー役員も同席し台風被災地サマール島での贈呈式を行い、最初の山中の会場には、600人以上の子供たちがお母さんと一緒に集まりとても喜んでもらえた。(写真)

今回の活動で、私はフィリッピンの人達がさらに好きになった。

一旦誠意が通じると約束はしっかり守ってもらえ、そして心の優しい人達だ。
帰国後、賄賂はいくら使ったの?とも聞かれたが、そんなことは考えもしなかったのがささやかな誇りだ。 (本岡俊郎)

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