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ポニョの舞台「鞆の浦」、未来へとつながる!

tomonoura_0629.jpg瀬戸内の歴史的港町である広島県福山市の鞆の浦は、30年近く前に計画された埋立架橋問題をめぐって揺れ動いてきましたが、2009年に、広島地裁は、歴史的景観は国民の共有財産だとして、埋立免許を差し止める判決を出していました。

2012年6月25日、湯崎広島県知事は、福山市長と会談を行い、計画断念を表明しました。市長は容認できないとしながらも、県の事業は県が決めることだと述べ、事実上受け入れることになり、ようやく解決の見通しがたちました。

2009年「中世以降の港湾都市ならではの有形・無形の文化遺産の総合的保全と地域の活性化を、住民の強い意志により長年にわたり行っている。」と評価され第1回プロジェクト未来遺産に選ばれたNPO鞆まちづくり工房。
人口の減少と高齢化が進み、空き家が増えている"鞆の浦において、港周辺の伝統的町家を再生し、港湾都市ならではの豊かな伝統文化を子どもたちに伝えていく活動に取り組んでいます。

これまでに23軒の空き家を再生し、土産物店やカフェ、旅館などに蘇らせ、以前は春の鯛網や海水浴など観光シーズンが限られていた鞆に、通年で観光客が見られるようになり、賑わいが出てきました。また、落ち着いた港町の風情を愛する海外からの訪問客も見られるようになっています。

プロジェクト未来遺産の登録後にも、江戸時代の福山藩主が訪れた際、滞在したお茶屋の土蔵を再生したり、観光客が無料でくつろげる「つくろい空間」を設ける等の活動や、鞆の浦に伝わる三味線文化を若者に継承する活動も行っています。

鞆まちづくり工房の松居秀子代表は、「埋立架橋問題が解決の運びとなったのは、海外を含め、支援の輪が広がったお陰で一安心した。しかし、永年十分な手が打たれなかったことから傷みが激しい町家も増えており、国の重要建造物群保存地区の選定を受け、まちづくりに一時も早く取り組む必要がある。しかし、福山羽田市長の発言を聞く限り前途多難が予想される。今後とも皆さんの注視と支援をお願いしたい。」と話しています。

私たちの身近にある大切なたからものが確実に次の世代へ引き継がれるよう、日本ユネスコ協会連盟は、これからも未来遺産運動を続けてまいります。

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