東日本大震災子ども支援募金「ユネスコ協会就学支援奨学金」scholarship

大船渡 ~ 陸前高田 ~ 気仙沼 を訪れました。

2016.03.11

子ども支援担当の上岡です。

昨年秋から2月頃にかけて、今年度の奨学生の募集準備のため、福島県や宮城県の8つの支援候補地を訪れました。現地の教育関係者の方々や地元の方にお話しを伺いながら、今も被災からの生活再建に奮闘しながら育ち盛りの子どもたちの教育費用を捻出するのに苦労されているご家庭がたくさんあることを改めて感じました。

当協会連盟では、皆さまから寄せられた貴重なご寄附を、支援を必要としている子どもたちにいち早く届けられるように努めております。

ご支援を継続してくだっている皆さまのご協力によって、今年度も約240名の子どもたちへの新たな支援が実現いたしました。奨学生決定の詳細は、改めて活動ニュースで報告申し上げたいと思います。

また、先日は、岩手県の大船渡市、陸前高田市、宮城県の気仙沼市を訪れました。訪れるたびに、町のようすも、子どもたちを取り巻く環境もだんたんと変わってきているように思います。

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大船渡市では、現在支援をしている2人の奨学生にお会いし、お話しを伺いました。お2人とも現在もそれぞれ仮設住宅での避難生活を送っているとのことでしたが、将来に夢を描いて元気に学校に通い、勉強と部活動を頑張っている様子をうかがうことができました。お話しを聞いて、子どもたちにとっての日常である学校生活の大切さとご家族との絆を改めて感じました。

大船渡奨学生2.JPG

大船渡奨学生.JPG

陸前高田市では、これから再建する町の中心地に広大なかさ上げ工事が進む中、津波で電車が不通となった陸前高田駅から出ている代行バス(BRT)を利用して通学する高校生の姿もありました。

陸前高田かさあげ.JPG

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そして、気仙沼市では、2013年度まで支援していた2人の元奨学生と2年ぶりに再会しました。

奨学生1.JPG

これら奨学生へのインタビュー内容は、機関誌「ユネスコ」4月号で改めてお届けします。

震災から5年の月日が経過いたしました。

子どもたちが安心して健やかに成長できますように。

今後とも皆さまのご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。

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