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未来遺産運動

第4回プロジェクト未来遺産

2012年11月13日(火)、第4回「プロジェクト未来遺産」として、下記の9プロジェクトを登録することが決定いたしました。このプロジェクトは地域の文化や自然遺産を未来へと伝える「未来遺産運動」の主要な柱をなしているものです。

本年度は、全国の21都道府県 の24プロジェクトの応募から、下記の9プロジェクトを選定いたしました。
今後は1月から3月にかけて「プロジェクト未来遺産」実施地域で登録証書伝達式が行われます。

プロジェクト一覧

① 「月浜のえんずのわり」を未来につなげよう

団体名:えんずのわり保存会

場所:宮城県東松島市

宮城県東松島市月浜地区は日本三景松島の外洋部にあり「奥松島」と呼ばれ、温暖な気候に恵まれ、自然豊かで風光明美なところです。国指定民俗無形文化財「月浜のえんずのわり」は、宮戸月浜地区に伝承される小正月の鳥追いの行事です。子どもたちが岩屋でお籠もりをしてから、家々を回り、害鳥を追い払う「唱え言」をいって、一年の豊作や無病息災、家業繁栄、家内安全を祈願します。近年の少子化、東日本大震災による住民の移転等により伝統文化の火が消えることのないように、伝承に力を注ぎ、地域一丸となって後世に伝えていきます。

② 新津丘陵の自然・森林・歴史遺産の保全・整備プロジェクト

団体名:NPO法人 にいがた森林(もり)と仲間(とも)の会

場所:新潟県新潟市

日本を代表する大河である信濃川と阿賀野川に挟まれ、新潟平野にくさび形に突き出た新津丘陵は暖温帯系、北方系の植物約900種が生育する自然豊かな丘陵地です。新津丘陵には国指定の古津八幡山遺跡、またかつての石油の里があり、薪炭林として活用された歴史があります。ロマンあふれる貴重な新津丘陵の自然と、歴史や文化を後世に引き継ぐため、その保全整備の活動を行うと共に、次代を担う子どもたちに自然・森林体験教室を通して里山文化の普及啓発活動を行い、地域のさらなる発展を目指します。

③ 水戸の歴史資産“偕楽園と弘道館”の魅力を子どもたちに伝える活動

団体名:偕楽園公園を愛する市民の会

場所:茨城県水戸市

水戸市民の誇りである偕楽園、弘道館は歴史と自然の宝庫です。このプロジェクトでは8団体が協働で偕楽園、弘道館のさらなる活用と発展を考え、偕楽園公園の歴史と自然を学び、風致と梅を守り後代に伝えると共に、新しい魅力を創出することを目的としながら活動しています。
全国から絶滅しつつある梅を集め、品種を日本一にする「平成梅林整備事業」、「弘道館・親と子の論語塾」、『偕楽園なんでも百科』の発行、偕楽園・弘道館復興支援募金事業などを開催しながら、今後も次代を担う子どもたちに偕楽園の魅力を伝える活動を進めていきます。

④ 越前にコウノトリ呼び戻す田んぼファンクラブ

団体名:水辺と生き物を守る農家と市民の会

場所:福井県越前市

福井県越前市西部地域は、絶滅危惧種であるアベサンショウウオをはじめ、メダカやゲンゴロウ、ハッチョウトンボなどの多くの希少野生生物が生息する地域です。
コウノトリが飼育されているしらやま地区で、環境を守りながら暮らしていくことの大切さを学んでもらうことを目的とし、無農薬無化学肥料の農法に取り組みコメ作りを行なう活動をしています。近年ではコメ作り以外に、地元伝承料理など里地里山の恵みを味わう体験も積極的にプログラムに取り入れてながら、やがてコウノトリが戻り、共に暮らせる豊かな里山を目指していきます。

⑤ みんなの手で守り、未来に伝える!日本の原風景『丸山千枚田』

団体名:丸山千枚田保存会

場所:三重県熊野市

熊野市紀和町丸山地区にある『丸山千枚田』は丸山地区の南西向きの斜面に段々に造られた棚田の総称で、標高150~270m地点の面積約7.2ha内に、1,340枚の田んぼがあります。一時は530枚まで減少した棚田を4年間かけ復田させました。棚田の米づくりを手作業で行うことで、農耕文化の伝承と景観維持を行い、市や財団法人紀和町ふるさと公社とともにオーナー制度を運営し、田植え・稲刈りなどの農業体験を行っています。貴重な文化遺産である日本の原風景『丸山千枚田』を守り、後世に伝えるため保全活動に取組んでいきます。

⑥ いやしの里深野を目指して。希少になったササユリ保護・増殖活動

団体名:深野ササユリ保存会

場所:奈良県宇陀市

宇陀市の室生深野地域は「にほんの里100選」にも選ばれた、青山高原や台高山脈を遠望できる風光明美な土地です。全戸数36戸の小集落で過疎高齢化が進む中、地域活性化をテーマとし「都市との交流」を掲げ、田舎の原風景を保つために集落挙げてのササユリの保存・増殖に取り組んでいます。30年前まで田舎の草むらに清楚に薫り高く咲いていたササユリは、今は探さないと目にすることが出来ません。あたり前の景色や自然が大事なものであると都市との交流によって気づいた今、他の地域の団体と連携をとり、保護活動推進のモデルを目指します。

⑦ 銀の馬車道プロジェクト~日本初の高速産業道路を未来につなぐ~

団体名:銀の馬車道ネットワーク協議会

場所:兵庫県姫路市

明治初期、フランス人技師のもとヨーロッパの最新技術を導入し、生野銀山から姫路港まで約49㎞を結ぶ馬車専用道路としてつくられた"日本初の高速産業道路"とも言われる「銀の馬車道」。地域住民が劇団員として参加する「銀の馬車道劇団」による公演、子ども絵画コンクール、「銀の馬車道商品」の開発、リレーイベントやバスツアーなどを通じて、近代化に尽力した当時の人々の活力と、この道でつながれ発展してきた沿線地域の豊かな歴史・文化を伝えるなど、地域の元気とにぎわいづくりを行う多彩な事業を展開しています。

⑧ 笑い講とお笑い講で世界中に笑いを広める運動

団体名:一般社団法人 防府市観光協会

場所:山口県防府市

山口県防府市の大道小俣地区には、「笑い講」という神事が鎌倉時代から続いています。伝統神事「笑い講」が持つ「笑いの魅力」を庶民文化として世界中の人に広げ、世界中の人が笑顔で平和に暮らせることを目的に「世界お笑い協会」を設立し、「笑いの街づくり」を進めています。「世界お笑い協会」では、防府版万歳三唱の「お笑い三笑」や防府版健康体操の「お笑い体操」を開発した他、笑いの迫力や品位を競う「お笑い講世界選手権大会」を開催しています。「笑いの聖地」として地域住民が未来に誇れる街づくりを進めていきます。

⑨ 鬼と炎が舞う長岩屋修正鬼会(ながいわやしゅじょうおにえ)

団体名:長岩屋修正鬼会保存会

場所:大分県豊後高田市

豊後高田市は、平安・鎌倉・室町時代に仏教文化の華開いた仏の里です。修正鬼会は養老年間に諸願成就のために仁聞菩薩が六郷山二十八ヶ寺の僧侶を集め「鬼会式」六巻を授け、勤業するようになったのが始まりであると伝えられています。江戸時代の国東半島では、20ヶ所以上の寺院で行われていましたが、現在は天念寺を含め3ヶ所でしか行われていません。この長岩屋地区は過疎地域にありながら、地区を離れた若者たちも「修正鬼会」を後世に継承するため協力し、地元の小中学生にお囃子なども含めた指導を行うなど地域が一丸となって活動をしています。

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