平成24年「平和の鐘」運動

 2012年8月15日(水)11:45より、岡山市北区南方にある長泉寺に於いて、第13回『平和の鐘を鳴らそう!』を開催しました。三宅正勝会長の開会挨拶の後、『私の平和宣言』を藤谷夏澄さんが朗読し、長泉寺宮本龍門住職の読経の中、約50人が一人ずつ順番に平和への願いを込めて鐘を突きました。

<講演内容>
 
「まずは暗い話から」という前置きがあった上で、核兵器をめぐる世界の現状について、詳しく説明される。アメリカの衰退、中東の不安定化、経済格差の拡大、食料不足などの諸問題と人類の歴史らし合わせた時、現在が「第二次世界大戦の戦後]ではなく、「第三次世界大戦の戦前」であると危惧される。「明るい話」として、先般行われた「核不拡散条約(NPT)」の準備委員会で、「核抑止論」をめぐり滅的な人道上の問題」が残るとの意見交換がなされたとの報告。もし核兵器禁止条約をどこかの国が提案すれば、世界の9割の国々が賛同すると分析されており、現在水面下でノルウェーが提案に動いている。しかし、提案国として本来望ましいのは、唯一の被爆国、かつ経済的にも外交的にもバランスのとれた日本であり、現政府の消極的な姿勢に対して遺憾の念を持つ。もっとリーダーシップを発揮すきであるし、世界は日本にそのことを求めている。そういう意味で、我々が声をあげ、国に圧力をかけていくことは重要。原発について、核兵器と同様に「危なすぎる」と多くの国が考えている。今、世界は日本を見ている。技術的にも経済的にも日本は世界の核産業の中心。 3.11フクシマ事故以降、各国の原発企業が日本国内で原発推進運動を展開している。それは、日本で原発が死ぬことは世界の原発の終わりを意味するからである。(アメリカの原発メーカーであるウェスティングハウス社の株の(87%を東芝が保有。ジェネラルエレクトリック社においては、日米2社に分けられ、米国側は4割、日本側は8割を日本企業が保有。)原発は「戦争文化]である。権力のあるものだけが得をし、その他は道具のように扱われる。このシステムは循環しない。使用済み核燃料は永遠に残ってしまい、そのリスクは極めて高い。プルトニウムという猛毒物は、1945年以前はこの世界にほんのわずかしかない物質であったが、現在何百トンも作られており、今後何万年にもわたって存在し続ける。この責任はだれも取れない。もはや核産業そのものを辞める必要がある。アメリカが世界のボスになることは不可能であった。それはイラクとアフガニスタンでわかったことだ。あんなに弱い小さな国をコントロールできないのに、他の国などできるわけがない。交渉による共存を意味する「平和文化」へと移行を世界が成していくことを願う。