Saitama　ＵＮＥＳＣＯ　Association

認定ＮＰＯ法人　さいたまユネスコ協会

 

　　　ネパール冠名学校建設プログラム

当協会ではユネスコ世界寺子屋運動の一貫としてネパールに学校の建替え、増築をする学校建設支援プログラムを実施しております。

 

冠名記念プレート

単独又はグループで１つの学校に資金総額を寄贈した場合、寄贈者の名前が刻まれたプレートが新校舎に嵌め込まれ永く栄誉を称え遺されます。

 

 

 

 

 

当協会プログラムの特色

1.        寄贈者に具体的な手応えを感じられるよう努めている

（報告・冠名記念プレートの掲示・寄贈者の開校式への出席）

2.        会長自身が毎年１0月、２週間に渡って現地学校訪問をしている

（開校式への出席）

3.         寄附金の使途が明確・・・・・・・・（認定NPO法人として、国税局の監査を毎年受けている）

4.        寄附金は寄附金控除の対象になる・・・・・・　（確定申告時、課税所得から控除できる）

5.        現地に直接、監督管理してくれる協力者がいる・・・・・・・・・・・・（現地NGO）

6.        安直な支援を慎み自助努力・村民参加を条件にしている（建設軽作業等への参加）

 

 

 

ネパールの小・中学校建設の現状

現在のネパールでの学校建設は、小学校であれば60分、また中学校であれば90分歩けば通学できるまでに概ね普及してきています。しかし此処までに至るには大変な苦労がそれぞれ地元の村人たちにありました。政府・地方行政の財政が極度の不足しており、新しい学校の設立時は校舎建設の資金、教師の給料等の費用に関して、すべて村民の自助努力に負わなければなりませんでした。設立後、政府が数年の実績を見て学校として公認して、初めてクラスの数だけ教師を派遣し教科書等、若干の予算が付きます。机の購入も村民の自前です。しかし､机、椅子は不要不急の類なので未だ完全に揃っていない学校も多いのが実情です。

 

当初　屋根と壁と黒板さえ有れば学校

よって、当初すべて、村民の負担となり、村総出で建設にあたりました。よって校舎の作りについては勢い極端に安普請にならざるをえません。天井は低く、近場で切り出した石を積み上げ、泥で繋いでゆく。本来ならセメントを使いレンガを積んで壁をつくり、床もセメントでならしたいところだがそこまで手がまわらない。取りあえず、雨露、寒さと日差しがしのげて黒板があれば何とか授業が成立する。そこまでに漕ぎつくことだけで精一杯でした。専門の技術者も雇うことができず、半ば素人の追っ付け仕事での建物です。

そうした条件で建設された学校は、10年も経たずに端の方から壁の土は雨で融け、積み上げた石辺が崩れてゆきます。雨季には、雨漏りがして土の床がドロドロになり、夏は、トタン葺きの低い天井が焼けて我慢がならず、机の下に潜り込むという始末です。

結局、安物買いの銭失いになってしまうのですが、当時村人たちとしては、とにかく子供たちの為に取りあえず学校が欲しかったのです。

 

村民参加の自助努力

当協会の建設プログラムは、そうした老朽化した校舎の建替え要望に応えるのが目的です。行政からの援助はあまり期待できない。他国からの支援に頼る他ない。そのような中で「せめて自分たちにできる事と言えば、単純労務作業の提供と地元で採取できる資材等の供出ぐらいしかない、でも子供たちのためならば労は惜しまない」と、村人たちは申し出ています。

 

全生徒によるレンガリレー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

＊＊　2003年度寄贈　ブリパスパティ小学校＊＊　　 2004年10月5日開校式

この山並みの遥か向こうに学校が・・

　学校まであと少しの所で　　　　　　　　　　　　　　車を降り、迎えにきた生徒達と

　ようやく見えてきた学校(中央)

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

学校まで続く歓迎の人垣を車で通り抜ける　　　　　　　　　　新校舎前にようやく到着

　開校式に向かう人の列

 

　　

　　　生徒による歓迎の踊り

　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　                            

　

　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　

     　　　プレート前で（中央〜校長・さいたまユネスコ協会会長）　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　 　　　　　　　　　　　　冠名記念プレート　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

 

ブリパスパティ小学校　

国際ロータリー第2570地区・埼玉県民・ユネスコ記念

 

寄贈者　国際ロータリー第2570地区　ガバナー　牛窪栄吉

　　　　埼玉県民

さいたまユネスコ協会　日本　埼玉県

協力者　バジラーハ協会  　　　ネパール パルパ県 　2004年     　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

旧校舎(左)から新校舎(右)へ　　　ブリパスパティ小学校　　　　　

　　　　　　　　　　

草葺屋根と泥壁造り　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　鉄筋コンクリート造り

　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　学校手前の山道から見た校舎

　黒板のある教室内　　　

　　　　　　　教室の窓　　　　　　　　　　

2004年度　寄贈　冠名学校建設プロジェクト

寄贈者

学校名

資金

生徒数

教室数

室サイズ

場所

大宮・大宮西 大宮東・大宮北東 ロータリークラブ

アンシュバルマ初等中学校

181万円

356

6

4.4X6.0m

パルパ県

大宮南・大宮南西大宮南東ＲＣ

ガンガ高等中学校

72万円

500

2

5.0X5.0m

パルパ県

三郷中央＆鶴ヶ島ロータリークラブ

アカラ小学校

93万円

150

2

6.3Ｘ4.8ｍ

パルパ県

国際ロータリー 第２５７０地区

バルヒット小学校 ビムセン小学校

96万円 154万円

98 218

2 6

6.0X4.0m 4.0X4.0m

パルパ県 パルパ県

個人（福岡市）

ガナパティ高等中学校

91万円

145

2

5.0X5.0m

パルパ県

合計

6

687万円

1467

20

＜ネパール学校建設寄贈　実績＞

2001年度　　　４８７万円　　　　3校　　　１９教室　　　　

2002年度　　　３４３万円　　　　2校　　　１３教室

2003年度　　　５６２万円　　　　７校　　　１８教室

2004年度　　　６８７万円　　　　6校　　　２０教室

計　　　　　 ２０７９万円　　　１8校　　　７０教室

 

 

 

 

 

 

 

2005年度　募集　冠名学校建設プロジェクト

学校名	生徒数	資金	教室数	室サイズ
1.　バルカリアン小学校	205	110万円	3	4.8X6.0m
2.　シャンティ小学校（ダルチェ）	100	150万円	5	5.0X5.0m
3.　サルスオティ初等中学校	252	93万円	2	4.8X4.8m
4.　シャンティ小学校（ガダコット）	61	96万円	2	6.0X4.0m
5.　バワニ小学校	68	100万円	3	5.4X5.4m
6.　ランプール小学校	250	117万円	3	7.2X4.8m
7.　スリジャナ小学校	152	117万円	4	5.6X4.5m
8.　ダライ　タチ高等中学校	891	100万円	2	6.0X6.0m
9.サワジャグリティ小学校	158	117万円	3	5.0Ｘ4.0ｍ
計	2137人	1000万円	27

 

　　

1.　バルカリアン小学校　　　　　　　　　　　　　2.　シャンティ小学校（ダルチェ）

　　

　3.　サルスオティ初等中学校　　　　　4.　シャンティ小学校（ガダコット）

 

 

 

冠名記念プレート例

＊    団体寄贈（例）　（ロータリークラブの周年記念事業で）

和訳

＊    個人寄贈（例）　（長寿・金婚・叙勲記念　慶弔のお返し）

KATHMANDU　 PRIMARY　SCHOOL　ROOMS TANAKA　・　UNESCO　 MEMORIAL 　DONATED　BY　TAROU　TANAKA　AND SAITAMA　UNESCO　ASSOCIATION　 IN　SAITAMA　JAPAN  IN  2003

和訳