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【まなびゲーター 久保純子 in ネパール】 現地レポート その②

3月5日(土) 

◆AM8:00 寺子屋は、子どもたちの夢を育む
久保さんがこの日、最初に訪れたのは、子どもたちが学ぶマドバニ寺子屋。小学校を中途退学したり、家の手伝いで学校に通えなかったりする子どもを対象にしたFSP(フレシキブル・スクーリング・プログラム)クラスを見学しました。

学んでいるのは9歳から13歳の子どもたち。寺子屋に通うほとんどの子どもは、家での仕事を抱えているため、午前中だけで授業が終わるこのクラスには親も通わせやすいという背景があります。口々に学校が楽しい、学べることがうれしいと話す子どもたちに、久保さんが将来の夢を聞くと「学校の先生」や「お医者 さん」という答えが返ってきました。寺子屋に通う前までは、生きる目的がわからないと言っていた子どもたちが、夢を描けるようになった様子を、ここでは知ることができました。

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マドバニ寺子屋で子どもたちと一緒に

◆AM10:00  貧しい水牛の村へ
次に訪れたのは、ルンビニの中でも特に貧しいエカラ村。人が住む家なのか、水牛の小屋なのかもよくわからない家々にはドアがなく、プライバシーのまったくない状態に、驚きの表情を浮かべる久保さん。訪問したタラマティ・ ハリジャンさんの家も、家族と水牛の部屋が同じ並びになっていて、独特の臭いが漂っていました。衛生状態は決して良いとは言えず、常に病気の心配があります。

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村の様子を案内される久保さん

◆AM11:00  寺子屋が変えた人生が、他の人生を変えていく
低いカースト出身で家が貧しかったために、十分な教育が受けられなかったタラマティさんは、寺子屋の成人女性クラスに通うことで、40歳をすぎてから初めて読み書き、計算ができるようになりました。

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タラマティさんとの対談風景

わずか12歳で結婚してからは、家事や育児に追われ、教育の下地がないために自分に自信も持てず、家に引きこもる毎日でした。そうした暗い過去について、久保さんが真摯にインタビューを重ねていくと、「幼い頃からちゃんと学ぶことができたなら、もっと違った人生を歩めたのかもしれない...」と、涙を浮かべる 場面もありました。

数は少なくなったとはいえ、今でもダウリー(結婚の際に夫側に持参金を支払う制度)などの悪しき慣習は根強く残っています。 3年前には、その金額が少ないという理由だけで殺された女性もいたというショッキングな出来事についても話してくれました。そうした女性を一人でも救いた いと、タラマティさんは識字クラス終了後に、女性のエンパワーメント、リーダーシップ、農業、保健衛生など、様々な研修に積極的に参加し、寺子屋運営委員 にもなりました。

失った人生を取り戻すかのように、寺子屋での学びや活動を通じて、昔の自分と同じような境遇の女性の力になりたいと語るタラマティさん。寺子屋によって人生が変わった女性が、今度は寺子屋の仲間と共に、他の女性の人生を変えようとしている。その姿には同じ女性として本当に心を打 たれたと、インタビュー後に久保さんは語ってくれました。
(その③につづく)

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