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久保純子広報特使によるカンボジア訪問記スタート【全10回】

ユネスコ世界寺子屋運動の久保純子広報特使が10年ぶりにカンボジアを訪問しました。世界寺子屋運動30周年を記念し、これから毎月一回「特使通信」としてカンボジア訪問記を配信いたします。

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寺子屋運動との出会いは、今から10年前。ちょうど長女が7歳になり、小学校に通い始めた頃でした。娘は、ひらがなを読んだり書いたりできるようになり、九九を覚え始めて、学ぶことの楽しさを体感していました。そんな折、日本ユネスコ協会連盟の方から、世界寺子屋運動の広報特使のお話をいただいたのです。

世界では、15歳以上の大人の6人1人(当時)が読み書きできないという現実や、戦争や貧困によって学校に通えない子どもたちがいることを初めて知り、衝撃を受けました。我が子が当たり前のように、幸せに教育を受けられている一方で、世界には、学びたくても学べない子どもたちがいる......この運動をぜひ一人でも多くの方に知ってもらい、一人でも多くの子どもたちが教育を受ける機会を得られるように、出来うる限りの力を尽くしたいと心底思いました。こうして、世界寺子屋運動・広報特使「まなびゲーター」のお役目がスタートしたのです。

就任後すぐに、カンボジア、そしてネパールを訪れました。カンボジアでは、地雷によって怪我を被った女性や貧困によって学校に通う機会を逸してしまったお母さんたちと出会いました。彼女たちは一様に、寺子屋に通うことによって、読み書きができるようになり、職を得て生活が向上すると嬉しそうに話していました。子どもたちは、寺子屋が楽しくて仕方がないといった様子で黒板に向かい、夢を語るようになったといいます。

ネパールでは、未だカースト制度の負の遺産で、外出はおろか、発言も許されない女性たちと出会い、寺子屋での学びこそが自信や夢や希望を与えていることを痛感しました。 

この度、10年ぶりにカンボジアを訪れる機会に恵まれました。そして、当時出会った人々と再会を果たすことができたのです。その様子を、これから毎月、この場で綴らせていただきます。

(写真:シェムリアップ州のチョンクニア寺子屋前で)

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