ページ内を移動するためのリンクです。

活動報告

ネパール

基本情報

インドや中国と隣接し、ヒマラヤ山脈で有名なネパール。1人あたりGDPが427ドルと最貧国のひとつ。
女性の識字率は約44%と世界でも最低レベルにあります。

Loading...

現地の課題

教育を受けられない女性たち

カースト制などさまざまな社会的要因によって、子どものころに教育を受けられなかった女性たちがたくさんいます。

学校に行けない子どもたち

釈迦の生誕地である聖地ルンビニは、世界遺産リストにも登録され、世界中から巡礼者が訪れます。しかし、その周辺の村には、学校にも行けず、家のために働かなければならない子どもたちがたくさんいます。

貧しい農村の生活

支援地の住民の多くは貧困村の農民です。天候不順により十分な農作物が収穫できないこともあり、収入が安定していません。

活動概要

現地のNGOと一緒に、ルンビニの12村と首都カトマンズで、学校に通えない子どもたちのための小学校クラスをはじめ、女性のための識字クラスや農業研修、貸付グループ活動などを行っています。また、ネパール政府に対して寺子屋普及のための助言や協力も行っています。

これまでの活動成果

【実施地域】ルンビニ県ルパンデヒ郡の8地域、カピルバストゥ郡の6地域、カトマンズ近郊の4地域およびラメチャップ郡・ゴルカ郡

小学校と同等の学びを寺子屋で

学校に一度も通ったことがない、途中でやめざるをえなかったなどの子どもたちが、寺子屋の小学校クラスで正規のカリキュラムと同等の教育を受けることができました。

寺子屋が政府からも認められました

ルンビニの寺子屋はネパール政府からの評価が高く、政府の寺子屋のモデルとなっています。

識字率が改善

プロジェクトも実施に協力した「ネパール識字ミッション」などの識字クラスの展開によって、ルンビニおよびカトマンズの大部分のプロジェクト実施地域では高い識字率を達成した「識字郡」や「識字村」と宣言されるまでに識字率が完全しました。

寺子屋の自立に向けて

現在支援している17軒の寺子屋は2019年7月に「卒業」し、政府や他の団体との連携で運営されます。そのため、プロジェクト終了後にも自立運営できるよう、運営のための研修やソーシャルビジネス(収益事業)を行っています。

ネパール中部地震への支援を実施

カトマンズ4地域では、2015年4月のネパール中部地震発生後、4軒の寺子屋を通じて食料や衣料品、仮設住宅の支援を行いました。また、中期支援として、奨学金の支給、就業支援、カウンセリング、防災・減災の研修、被災したチタポール寺子屋(バクタプール郡)の再建などを実施しました。

日本ユネスコ協会連盟では、2010年にネパール寺子屋プロジェクトの中間評価を行いました。報告書はこちら

2016年度の活動報告

ルンビニでは17軒目となる寺子屋が始まった

■地震被害の寺子屋再建へ

ルンビニに17軒目となるマシナ寺子屋が完成し、小学校クラスや幼稚園クラスが始まりました。また、地震被害の大きかったラメチャップ郡では、被災したビムシュワール寺子屋の再建を進めています。

小学校クラスで学ぶイスラム教徒の子どもたち

■小学校クラスから中級識字クラスまで

生徒の多くが低いカースト出身者やイスラム教徒で、教育を受ける機会が限られています。学校に行ったことがない子どもや中途退学した子どもを対象とした26の小学校クラスで510人が学ぶことができました。

中級識字クラスで学ぶ女性たち

■識字能力の定着

寺子屋では4か月間の中級識字クラスを実施し、1622人が受講しました(1607人が卒業)。うち、90%以上が女性です。2015年度の学習者や識字教員から出された意見をもとに、読み書きのドリルなどの副教材を活用し学習向上に努めています。

イスラム教の学校マドラサでも授業を実施

■2017年度へ向けて

現在建設準備中のゴルカ郡で寺子屋建設を進めるとともに、ネパール政府からの要請を受け、地震被害の大きかったシンドパルチョーク郡やラスワ郡で寺子屋再建を計画。ほかにも、ルンビニでは識字率の大幅向上のための中級識字クラスや、小学校クラス、幼稚園クラスなどを継続していきます。

成人識字率(15歳以上):60%
プロジェクト名:ネパール寺子屋プロジェクト
プロジェクト開始年:2002年
現地パートナー:ノンフォーマル教育ナショナルリソースセンター(NRC-NFE)

公益社団法人 日本ユネスコ協会連盟

〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-3-1 朝日生命恵比寿ビル12階

アクセスマップ
Loading

支援のお願い(活動への参加)

日本ユネスコ協会連盟の活動資金は、皆さまの寄附金によって成り立っています。皆さまのご支援・ご協力をお待ちしております。

関係者の皆さま