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天空の杜プロジェクト

安全な、「命の水」を。天空の杜プロジェクト 富山・立山連峰からカンボジア・シェリムアップへ

天空の杜プロジェクトとは

すべての人の生きる源である「安全な水」。カンボジア・シェムリアップでは、それが当たり前に手に入らない日常があります。

3年間で、州内の4つの公立病院と、15村の寺子屋を対象に、安全な水が定期的に供給される、「天空の杜」プロジェクト。

「天空の杜」とは、立山連峰から涌き水をろ過した、富山の名水。水と浄水技術が、株式会社富山環境整備のご協力のもと支援されます。また、飲料水「天空の社」の売り上げの一部は、本プロジェクトに寄附されます。
詳しくはこちら

富山からシェムリアップへ、明日を生きる「水」と「仕組み」が海を渡って届きます。

1.水を詰める 2.海路で運ぶ 3.水が届く 4.リサイクルする

最新の活動

2015/05/16

『天空の杜』プロジェクト 寺子屋と病院で「ろ過浄水機」稼働開始!

株式会社富山環境整備の協力で、カンボジア・シェムリアップ州の寺子屋と3軒の郡立病院にろ過浄水機と関連装置が設置されました。

2015/2/11

『天空の杜』プロジェクト シェムリアップ州立病院に浄水設備完成!

カンボジア・シェムリアップ州立病院への浄水設備工事が完了しました。

2014/12/25

『天空の杜』プロジェクト 安全な水を継続的に届けるために

カンボジアに安全・安心な水を届ける「天空の杜」プロジェクト。現在、カンボジア・シェムリアップ州にある3つの病院と寺子屋に「浄水機」の設置が進んでいます。

「安全な水」が届くまで

「安全な水」確保にむけて① 州立病院と郡立病院

貧困層の多いシェムリアップ州 「井戸水を手術に」

シェムリアップ州には、1つの州立病院と3つの郡立病院があります。シェムリアップ州立病院では来院患者のなかで、30~40%が貧困層です。古い浄水施設を補修しながら使っており、井戸水を手術に使うこともあるのです。

また、郡立病院はさらに財務が脆弱です。ソート・ニクム郡立病院では、病院施設から離れた場所に浄水施設(ため池の水を塩素消毒)がありますが、毎年乾季になると水不足になります。業者から水を購入していますが、「水の安全性については確信していない。」と病院の担当者は話します。

州立病院、郡立病院共に貧困層には無料医療が実施されていますが、入院となった場合、安全な水を得るためには、ペットボトル水を購入しなければなりません。貧困層の人々にはそれすらできません。濁った水を飲んでいる人もいます。

現場の医師はこう言います。「患者さんの健康のために、安全な水が不可欠なんです。」

「安全な水」確保にむけて② 村の寺子屋

100m掘削しないと安全な水にたどりつけない

村に浄水施設はありません。飲料水は井戸水か表層の雨水に頼っています。

井戸の本数は少ないので、アクセスできる人が限られている上、井戸水を安全な水にするためには、さらに濾過装置が必要です。カンボジアでは100m近く掘削しないと安全な水の水脈がなく、通常の浅い井戸では安全な水が手に入らないのです。

NGOによる煮沸の啓発活動やフィルター配布なども一部行われていますが、コミュニティーの中で継続的に水と健康の啓発活動を行うメカニズムが存在しないことも問題です。寺子屋を通したコミュニティー内での生活の質の向上や持続可能な社会開発への可能性を開いていきます。

「週に2回給食を実施し、栄養プログラムも実施している寺子屋にとって、安全な水はとても貴重です。」現地職員は話します。

資源の活用について

使用後のペットボトルはどうなるの?

本プロジェクトでは、多くのペットボトルを支援しますが、その際課題となるのは使用後のペットボトルの処理についてです。

①公立病院
州立病院、郡立病院とも、医療廃棄物の分別回収システムをもち、回収業者が処理・再利用をしているので、そのシステムの中で本プロジェクトのペットボトルも再利用されます。

②村の寺子屋
村では、ペットボトルを家庭で容器として再利用したり、業者に資源として販売しています。村には業者が巡回回収しに来ており、1キロで500リエル=約0.13ドル、また、ボトル4本でキャンディー4個などと交換されています。
本プロジェクトでは、子どもたちに配布されたペットボトルは寺子屋に回収された後、まとめて回収業者に販売され、販売益は寺子屋の運営資金となります。

ご協力いただく皆さまより

弊社は創立四十周年記念事業としまして本プロジェクトを立ち上げる事としました。本プロジェクトの三本の柱が安全な水を届けること、浄水設備を設置すること、水と健康に関する教材で啓発活動をすることです。これらを達成し、カンボジアの方たちが少しでも良い医療、より豊かな生活となるようプロジェクトの成功に向け社員一丸となって取り組みたいと思います。本プロジェクトにご理解頂いた日本ユネスコ協会連盟様、日本郵船㈱様に感謝申し上げます。

日本郵船株式会社は、公益社団法人日本ユネスコ協会連盟が実施する「天空の杜」プロジェクトに賛同し、本業を生かした支援として海上輸送無償協力を行っています。
安全でおいしい水が病院や寺子屋に通う子どもたちに行き渡り、また将来的にこのプロジェクトが、継続的な水を確保する仕組みづくりへとつながっていくことを祈っています。
当社は、今後も良き企業市民として、社会貢献活動に取り組んでいきます。

プロジェクト責任者より ~なぜシェムリアップに水を送るのか

世界遺産アンコール。カンボジア王国のシェムリアップ州にあります。2012年、アジアでも大人気の世界遺産には350万人あまりもの観光客が訪れました。
私が初めてシェムリアップを訪れたのは1993年。国連(明石康代表)の監視下で選挙が実施され、新生カンボジア王国が成立した直後でした。当時のシェムリアップは、長い内戦で疲弊していました。町の中心部以外には地雷原が広がり、舗装されていないガタゴト道を移動する途上、まだバズーカ砲や小銃を持った兵士たちの姿を見かけました。

あれから20年。シェムリアップは国際観光都市へと大きく変貌を遂げ、発展しています。地雷の除去は着実に進み、中心街からアンコールワットへ通じる道の両側には豪華なホテルが立ち並び、お洒落な空港が外国人を出迎えます。観光都市として発展するにつれ、職を求めて人々が流入し、人口も急増しています。

皆さまが、今、観光客としてシェムリアップに数日滞在したとしても、なぜ支援が必要なのか、実感としてお分かりにならないかもしれません。それほど、「光」の部分は煌いています。しかし、「光」の裏には「影」があります。
「影」の部分は、拡大する貧富の格差です。繁栄する市内を一歩出ると、そこには広大な農村地帯が広がります。そこには電気も水道もありません。米の一反当りの収穫量も日本の5分の1程度で、人々は食べるために働く貧しい生活を送っています。

私たちは、カンボジアの復興に必要なのは人材だという観点から、人材づくりの教育の基本である読み書きの支援を行ってきました。現在、シェムリアップ州内に11の寺子屋(コミュニティー学習センター)を建設し、学校に行けない子どもたちや読み書きできない大人たちを対象に、学習支援や経済的な自立支援を応援しています。
しかし、貧困による問題はまだまだたくさんあります。その中の一つで、なおかつ最も重要な課題が「安全な水」の供給です。熱帯地方ですから、雨はたくさん降ります。とりわけ、雨季にはたくさん降り、降りすぎて洪水に見舞われたりします。ところが、そうした表層水は下痢や感染症などの原因となります。井戸の支援もしていますが、数メートルの井戸では安全な水が得られません。雨がたくさん降るのに、「安全な水」がないんです。

このプロジェクトの目的は、3年間で、15の寺子屋(コミュニティー学習センター)に水の濾過装置を設置し、州内の4つの公立病院に浄水施設を設置し、安全な水を飲める環境を整備するものです。また、そうした環境が整うまで、富山環境整備様の販売する「天空の杜」水を送ります。輸送に当たっては日本郵船様のご協力を得ます。
まだまだ始まったばかりのプロジェクトですが、今後プロジェクトの進展を皆さまにご報告してまいりますので、応援をよろしくお願いします。

公益社団法人 日本ユネスコ協会連盟

〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-3-1 朝日生命恵比寿ビル12階

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