ユ ネ ス コ 群 馬

群馬県ユネスコ連絡協議会


年 頭 あ い さ つ

群馬県ユネスコ連絡協議会 会長  北原 正昭

 新年明けましておめでとうございます。会員の皆様方にはいろいろな思いで新年を迎え られたことと思います。
 昨年はユネスコが目標とする世界平和を祈念すべき21世紀の幕開けでしたが、年の後 半すなはち9月11日、貧困・無知・偏見による同時多発テロの発生で世界中が恐怖と悲 しみに覆われました。ユネスコに身を置く者としては痛恨の極みであり、すべてのユネス コ関係者の「今までのユネスコ活動は何だったのか?」との思いでした。
 ユネスコが唱える教育、科学、文化の国際協力により世界ヘイワを築くという崇高なる目 的は、50年を経過した現在においても、その真理はゆるぎなく、世界各地の紛争を見るにつけ人間の愚かさと、その更なる重要性を思い知らされます。
 昨年12月16日に開催された県ユ連協主催・新田ユネスコ協会主管の行事「外国青年との交換研修」は民間ユネスコ活動を示したすばらしい行事でした。大勢の真摯な外国青年を招いて、母国の民族舞踊を披露したり、中国の琵琶演奏等による充実した交換会でした。ただ残だったことはユネス協会側には、青年がほとんどいなかったと言うことです。しかし、このように地域に密着した草の根活動が民間ユネスの本来の姿ではないでしょうか。
 経済が最悪の状態にある現在、特に若い世代は社会の古いシステムを拒否する傾向にあり、このような環境の中で高邁なユネスコ精神の実現を図ることは会員すべての英知を結集しなければ不可能であると考えます。
 青年の参加は緊急の課題であるとすれば、まさしく「ユネスコ活動に関する法律」第4条2項掲げられた国等による援助が必要なときではないでしょうか。平和を志向する日本には、兵役の義務に代わる平和のためのボランティア活動参加への一定期間の義務化は過激な考えでしょうか。個人主義思想の蔓延は社会を悪い方向へ導いているとさえ思われます。新たなユネスコ活動の進展を祈念し、県下各ユネス協会の役員並びに会員皆様の日頃のご苦労に感謝し、年頭の挨拶といたします。


関東ブロック大会に向けて

                                       沼田ユネス協会 会長  土田 正

 平成14年度関東ブロックユネスコ活動研究大会を沼田ユネス協会が受け持つこととなりました。過去県内では中之条ユ協さん、富岡ユ協さんのお骨折りですばらしい、又盛大な会が開催されました。地元の人々、ユ協の方々、県内各ユ協の会員のご指導ご協力の賜物と思っております。この度沼田ユ協が担当に成りましたが今まで大きなイベントを行ったことがありません。大変心配です。県下各ユ協の皆様の絶大なるご指導ご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。
 過日行われた寄居大会では   ◇民間ユネスコ活動を教育の場に  ◇若者たちにも参加してもらえる「草の根運動」の展開
 ◇今後同時多発テロ等突発的な事項に対応できる体制作り等々いくつかのテーマが討議されました。
 今後私共はこのようなテーマと共に  ◇地球温暖化  ◇環境問題等いつも前向きに取り組んで行かなければなりません。
 私共県内のユ協では創立30周年を迎えられた所がありますが、今後ますます内容を充実させ民間ユネスコの姿を示してほしいと祈って居ります。
 関ブロ大会が皆様のお力添えで無事終了できますように、重ねてご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

 

教育改革の年

群馬県教育委員会生涯学習課 社会教育主事  斉藤 伸行  

 平成14年は、小中学校の新学習指導要領の完全実施に伴い、学校週5日制がスタートする、まさに「教育改革」の年となります。
 今回の社会教育法、学校教育法の改正は、学校・家庭・地域社会が、それぞれの役割を果たしつつ、互いに連携・協力して教育に取り組むことの重要性を明確にしたものと考えられます。
 21世紀は、「者の豊かさ」から「心の豊かさ」を目指す時代といわれています。子どもたちの「心の豊かさ」、「生きる力」を育てるためには、大人はその受け皿となる社会づくりをしていかなければなりません。
 学校・家庭・地域社会が、もう一度基本に立ち返り、子どもたちのために何が出来るかを見つめ直していく必要があります。地域で子どもたちを育てていく上で、地域の諸団体には、今まで以上に大きな役割が記つぃされております。
 ユネスコ協議会は、各地域において多方面に亘る活動を展開し、子どもの健全育成に大きな役割を果たしてこられました。
 ユネスコ関係者の皆様には、ユネスコに期待されている役割について十分ご確認の上、ユネスコ活動の活性化に引き続きご協力を賜るようお願い申し上げます。

 

江陰の夜空に響く歌声

〜日中友好一合唱団中国公演〜

               藤岡地方ユネスコ少年少女合唱団団長 川端四郎

藤岡市は、平成12年4月28日に、中国江陰市と友好都市締結調印式を「らんらん藤岡」行いました。日本からの桜、中国から「千年紫藤(藤岡市花「藤」)の縁で結ばれた友好都市です。上海から160キロ、長江をさかのぼった港町「江陰市」です。
 文化交流の一番手として、平成13年8月8日〜11日の日程で、わがユネス少年少女コ合唱団が藤岡市の多額の補助を受けて、市と共催ということで、中国江陰市へ公演の旅に行って来ました。また団員は35名のうち、15人の参加でした。
 また公演は、2回(2カ所)でした。
 最初は、「実験小学校」(在籍2000名の公立小学校)でした。私たちは4、5年生を中心とした40名ほどの子どもたちと交流会を行いました。
 校門には、守衛室のような施設、校舎内は、音楽関係では、二胡や箏、琵琶、舞踏、合唱などの専用教室の数々と個別練習室、そのほか、書、水墨画、絵画などの教室等、民族音楽、民族文化にかける意気込みの強く感じられる極めて充実した施設を持った小学校でした。
 除健湖校長編の二百四十余ページの作品集を見ても、小学校時代からの伝統文化を重視した教育課程の一環を見ることが出来ました。
 日本の現状とは大きな違いを感じて不安さえ抱きました。
 子どもたちの司会進行による交流会ー歌あり、ゲームありどの子の眼もにこやかに輝いていたのが印象的でした。同行した合唱f団の保護者の方々も、大いに反省させられ、大いに学んだようでした。

 二度目の公演は、市役所前広場の片隅で夜行われた交流公演でした。広場片すみの公演場といっても、3社入っていたテレビ会社の方に聞くと今夜の聴衆は、3、500人とのこと。 すべてに規模の違う中国をここでも感じさせられました。合唱団員は、モーニング娘になったような歓迎だと喜んでいました。
 司会は小学生男女2名、内容は、プログラム「中日文芸れん歌節目単」を見ると13項目ありました。わが合唱団は、始めと終わりを含めて4回出演、後の9項目は、実験小学校の出番でした。わが合唱団の歌は、あじめと終わりの2曲は、一生懸命練習していった中国語の歌「佳コウコウ」と「歌声興微笑」でした。実験小学校の子どもたちは、「琵琶齊奏」「楊琴独奏」「舞踏」「独唱」「二胡齊奏」「表演唱」「古箒独奏」「古箏琵琶二重唱」など洗練された自信たっぷりの演奏を披露してくれました。ここでも眼の輝きが印象に残っております。
 この子どもたち約20人が、平成14年8月には、藤岡市で公演することになっています。 あと10年、20年後の中国社会の主役たちの自信に満ちた伝統宇文化の公演に、ただただ驚き、恐るべき中国パワーを感じました。
「やがて、世界一の中国になりますね」とお礼のあいさつをさせてもらいました。
                          (藤岡地方ユネス協会長)
 
おかげ様で30周年!!
         〜今だからこそ、新たな歩みを〜    富岡ユネス協会
 富岡ユネス協会は、1971年春、県内で6番目の協会として発足いたしました。それから5年後に富岡ユネスコ少年少女合唱団mo誕生し,昨秋当協会創立30周年、合唱団25周年no記念式典を開催することが出来ました。
 各ユ協からのお祝いと、激励の言葉を賜り、また、ご多用にもかかわらず、多数のご来賓にご臨席いただき盛会に開催できましたことに一同感謝感激の一日でした。
 記念講演は、日本ユネス協会連盟副会長 鈴木幹夫先生を講師にお迎えして「ユネスコの輪を広げよう」 〜民間ユネスコ運動の現状と課題〜 をテーマにお話をしていただきました。
 今だからこそユネスコ憲章”戦争は人の心に生まれるのであるから・・・・・”原点に戻り熟読し、話し合い、崇高な憲章を理念とし、世代感覚を持って、活動の輪を広げていくように示唆を頂きました。
 続いて、富岡ユネスコ少年少女合唱団卒団生で、青年海外協力隊の任務を終えて帰国した古市貴弘君(教員)から、南米エクアドルの子どもたちの生活状況等報告を聞くことができ、飽食の中にいる日本の子どもたちとの大差を改めて知らせられた思いでした。
 また、もう一人の卒団生小山真紀さんに登場してもらい、フィガロの結婚より”恋とはどんなものかしら”を独唱。「ふるさと」の曲を会場のみなさんで斉唱しました、
 第1部では、歴代会長やご協力いただいている法人の方々への感謝の意を、また祈念写真展「わが街の宝物」・市内小中学生より応募の「ユネスコ啓発作文」の表彰も行いました、それにつけても、藤岡地方ユネスコ少年少女合唱団が海外公演(中国江陰市)の曲を賛助出演で披露して下さったことは交流の輪を広げる一歩ではないかと思われ嬉しい限りです。こうして、身近なふれあいから、国際交流へと、輪が広がり平和の文化を耕す活動が展開できることを願っております。
 今、地域の中で、何が出来るかを民間ユネスコの原点に立ち戻って再確認して身近な人々呼びかけていきたいと考えます。お陰様で30周年、また、新たな一歩へ。
 
 
渋川ユネスコ協会 創立30周年を終えて
                 渋川ユネス協会 会長 船曳 甫
 渋川ユ協創立30周年の記念式典ならびに祝賀会を何とか無事に済ますことができ、又記念誌もどうやら発刊が間に合いまして、ホット胸をなで下ろしています。県ユ連協の沢山の方々の暖かい応援、そして渋川市からも来賓の方々、多く御参加下さり、まあ盛大に行われまして、皆様に深く感謝いたします。
 威勢の良い渋川雷太鼓の余興も会を盛り上げてくれたと思いますが?ただ、祝賀会は昼間のためもあり、又運転の方々が多く、お酒を飲まれる方少なく、その反面、料理の方が者足りなかったようで、お詫び申し上げます。
 三十年の歴史をかえりみますと、やはりいろいろなことが思い出されます。
 先ず、熱心に一生懸命にユネスコ活動をなさって,途中で亡くなられた方々のことが頭をよぎります。発足当初は時代の必要性の先駆けとして,渋川ユ協でも皆さん張り切って国際理解、国際交流活動の事業にいろいろと幅広く取り組んで行かれたようです。
 そのうちに県や市に国際交流協会が出来て、行政もこれにかなり力を入れ、事業面や経済面でも多大な後援ををするようになり、それまでユネスコが提唱し、活動してきたいろいろの事業や事柄もしてくれるようになってきました。これは大変良いことで、国際理解、国際交流活動が広く一般の人々にも染み渡ってきたわけです。がその反面、ユネスコがそれほど頑張らなくても良い状態になってきました。かつて渋川ユ協が行っていた子ども音楽会、英会話教室、外国時との交流事業等、今では一般に広く行われています。
 というわけで、渋川ユ協の継続事業は大変少なくなってしまいました。これからのユネスコ活動を如何にしたらよいか?30周年を終えた今、今後の課題です。
 国際交流協会の事業の手伝いもしなければ、と思いますが、それ以上に、ユネスコ独自の活動が必要でしょう。皆さんで色々と真剣に話し合いたいと思います。
 
 
ベトナムレポート
                  高崎ユネス協会  矢島祭太郎
 2000年4月から始まったベトナム北部山岳地域の少数民族成人のための学校(寺子屋)建設に付帯する継続教育センターの建設も順調に進められており、去る9月7日に、まず、ディエンビエンフー継続教育センターが完成し、その開所式が現地において開催され、ユネス協会、ベルマーク財団、SPCジエンヌ、富士通ユニティー労組等、関係者と小学生子弟とその母親の19人が参加した。
 日程の概略は次のようでした。
 9月5日 成田発はのい7へ
 9月6日 ハノイ発ディエンビエンフーへ ランチャウ省人民委員会主席、教育局長等 表敬訪問、村長宅で歓迎夕食会
 9月7日 午前ディエンビエンフー継続教育センター開所式、学習参観、施設見学、歓 迎昼食会 午後ムオンファン村第1小学校訪問
 9月8日 午前ディエンビエンフー市内観光後ハノイへ 午後世界遺産のハーロン湾へ
 9月9日 ハーロン湾見学(船)下船後ハノイへ
 9月10日 ベトナムユネスコ国内委員会、ベトナムユネス協会連盟訪問 午後文廟等 市内観光
 9月11日 帰国 その夜ニューヨークにおいて同時多発テロ発生。
 出来上がった継続教育センターは鉄筋レンガ積みコンクリート造り、2階建て10教室と、立派な建物であり、学ぶ人の真剣な眼差しと学習態度、それに、学校訪問や交流会等を通して感じた友好的な雰囲気が印象的だった。
 今回の教育センターの建設総額1、360万円の資金は全額ベルマーク教育助成財団の支援による者と聞いているが、私たちの拠出した資金はトアチュア郡継続教育センターに回っているとのこと、その開所式が年明けの1月中旬と聞き、ベトナム北部山岳地域生活する少数民族の人々の教育福祉の一層の充実充実が図られることを心から願うものである。
 
 
2001関ブロ大会第3分科会 「世界寺子屋運動と国際理解」
      〜外国人密度の多い町でのユネスコ活動(事例発表要旨)〜
                           大泉ユ協  村田 貢
※概略を映像投影による説明
1.はじめに
 大泉町の歩みと現状について・・・人口43,000の約15%が外国人
 ・ユネス協会の設立は平成6年9月、群馬で15番目
2.大泉ユネス協会の活動
 @構成は役員と専門委員会
  ◎主催・主幹事業(恒例事業) 広報企画 ・国際理解 ・ふれあい事業の各委員会   が企画・推進
 A活動方針
  ◎恒例事業の充実・若手活動家の発掘。啓発活動(草の根運動)・加盟50周年事業の   推進
3.国際理解専門委員会の活動
 ◎今年度の担当事業について
 @第7回国際理解バス
  ◎事前研修 7月25日(サーモンキャンペーンも実施)
  ◎バスは8月7日に実施、三中学校2学年生徒21人と引率役員・研修地 JICA   筑波国際センター及び筑波宇宙センター
  ◎感想文集の作成・配布
   第6回中学生英語暗唱・スピーチ発表会
  ◎10月4日 町内中学校代表生徒各校代表1人計9人による発表 ALTによる模   範発表あり。 
  A第2回世界遺産写真展
   第1回が好評につき継続事業、世界遺産基金募集も行う。
   14年1月30〜2月4日、大泉文化むらで開催予定。
   今回は草の根運動として、会員や町民からの応募作品で構成「わたしが撮った世界   遺産」とし「私の街の宝物」大人版に。
4.おわりに
 @寺子屋運動・世界遺産基金 行事会場で美金活動を展開
 A異文化理解について(略)
 B足下の寺子屋運動
  ◎外国人増加がコロニーを生み、母国語も日本語も身に付かない子どもが増えている。   この子どもたちの学べる場の拡大が急務。当ユ協で何が出来るか模索中である。
 Cユネスコの輪を広げよう。
 
 
外国青年との交換交流会
                    新田ユネス協会事務局長 栗原 恭一
 今年度の外国青年交換研修会は、新田ユネス協会が主管ユ協として、12月16日(日)
新田町木崎公民館ホールで開かれ、主催者である県ユネスコ連絡協議会会長北原会長ほか関係者110名が出席し、在町外国青年との国際理解と親善を深めた。
 この研修会は、毎年県下の単ユ協が持ち回りで開催しているもので、新田ユ協の場合は年中行事の中に組み込まれていて、特色としては、会員と一部外国青年の方々に参加を頂き、まさに手作りで、赤飯、うどん、餃子、てんぷらその他の料理で食卓を飾った。
 午前11時50分開会され主催者である県ユ連協北原会長、ホストユ協梅沢会長の挨拶があり、来賓として新田町教育委員会教育長のメッセージを荻野事務局長が朗読し花を添えていただいた。
 続いて参加者の自己紹介となり、インドネシアより20名(京和装備株所属)、中国からは5名(福寿製作所所属)と7名(丸山理事関係)、アメリカ、イギリスからそれぞれ1名(教育委員会所属)、県下単ユ協から26名の方々が参加され、さらに新田ロータリークラブから6名の皆さんの紹介がそれぞれ事務局からあり、直ちにロータリークラブ青木代表の乾杯で懇談に入った。
 宴席が盛り上がったところで、アトラクション。初めに中国のプロ奏者、李貞さんによる「琵琶の演奏」で場内一杯に琵琶の音が響き渡り、万雷の拍手を受けた。
 次にインドネシアの青年による「民族舞踊」この踊りは、昔、各地の王様を警護する騎馬隊兵士を物語ったもので、長引く乾期に雨乞いをしたり、病魔を退治するなど特定の目的を持った式典に演じられている。
 続いてボランティアとして参加いただいた「南京玉すだれ」、「カラオケ」では3曲歌っていただきました、まさに素人離れの演技、拍手で魅了されました。
 最後に「ビンゴゲーム」で一喜一憂し、当たり券を係りに渡して景品(会員が拠出したもの)を手に友人(外国青年)見せ合うなど和やかな風景が見られました。
 最後に全員に景品配られ終宴が告げられました。 
 終わりに、このたびの催しにつきまして新田町教育委員会、関係の団体、個人の皆様、特に遠方からご出席いただいた方々に心から感謝申し上げます。
 
 
研修視察を終えて
                    館林ユネス協会会長 吉田 和美
 平成13年ユネスコ研修視察は、12月8日(土)館林ユネスコがホストとして実施させていただきました。
 今年は第16回国民文化祭が群馬県で行われたため、予定していた11月よりずれ込み、また、各ユ協との日程調整のため開催日の発表が遅れご迷惑をおかけしましたことをここでお詫びいたします。
 会場は10月26日に開館成った県立美術館をメイン会場に、他に彫刻の小径、多々良沼とし、館林の自然と文化に親しんでいただくことを念頭に置きました。
 開会にあたり県連の大塚副会長にご挨拶を頂きました。急な申し出で大変失礼を。
 引き続き学芸員の伊東氏にお話をして頂きました。群馬県では高崎近代美術館に次いで
二館目であり「自然と人間との関わり」をテーマにしているとのこと。19世紀から20世紀にかけて自然破壊を繰り返しながら進んできた人間社会、そこに新たな自然との関わり合いを・・・という観点に立って今後を見つめ、運営に当たるという。又美術館の外にある彫刻はパリー・フラガナン作の野兎。作者は、野兎の躍動感、自由、知性と自立心にひかれて野兎を・・・といったお話の後に自由に見学をしていただいた。
 研修室で昼食を取っていただき、予定の時間を早めて彫刻の小径へ。かつての防風林野中に点在する彫刻の説明を市職員の方から受け散策を・距離がやや長くつらいと思われた方があったかも知れません。
 多々良沼では白鳥を見ていただき、白鳥を守る会の福田会長、内藤さんのお話を伺いました。暖冬で飛来が遅いこと、近年、ブラックバスの沼として釣り人が増え、白鳥がいやがっている等。また、江戸時代には食用として獲られたことなどもあると聞かされ、驚いたりも・・・.ga,話の後に餌を与えたりして楽しんでいただきました。
 当日は天気に恵まれ幸いでした。
 このホスト事業はたのユ協さんも名乗りを上げられましたが、県立美術館が開館されるということでお譲りいただきました。失礼ながら紙面をお借りし心より感謝申し上げます。
 
 
中学校英語弁論大会
                  群馬県中学校英語部会事務局長  坂爪 隆
 
 去る10月11日(木)、群馬県青少年開館にて、中学校英語弁論大会が開催されました。この大会は「高円宮杯第53回全日本中学校英語弁論大会」の群馬県予選をかねる由緒あるものです。
 大会は、「一般の部」と「海外在住経験者の部」の二部制で行われました。
 「一般の部」では各郡市の予選を勝ち抜いた44名の生徒が、また、「海外在住経験者の部」では13名の生徒がそれぞれの英語表現力を競い合いました。各部ともさすがに選抜された生徒とあって、日頃考えていることなどを身に付いた英語力を駆使して存分に表現していました。
 弁論内容としては、国際理解に関わるもの、福祉に関わるもの、自分の家族や夢、部活動や友人から得たことなどが多かったようです。
 以下に、各部の上位入賞者を紹介します。
○一般の部
 1位 赤瀬 美貴(館林二中)  2位 関上 芙美(渋川中)
 3位 田村 涼(勢多粕川中)
○海外在住経験者の部
 1位 堀越 美緒(前橋一中)  2位 藤本 浩平(前橋三中)
 3位 坂爪 麻里(太田城東中)
◇「一般の部」1位の赤瀬さんの弁論は,"Precious Memories Towards My Dreams"というタイトルで、アメリカでのホームステイの経験を基に、日本の十代の若者の現状を鋭く分析するとともに、自分の夢へ向けての意気込みなどを語ってくれました。
◇「海外在住経験者の部」1位の堀越さんの弁論は、"Loving the United Staites and Japan"というタイトルで、6年あまりのアメリカ生活を終えるときの寂しさや、不慣れな日本での生活を克服し日本の良さとして評価していくことなどを語ってくれました。
 最後になりましたが、この大会を成功裏に終えることができたのも、ご後援いただいた群馬県ユネスコ連絡協議会のおかげと感謝しています。ありがとうございました。
各ユ協の 近 況 だ よ り
中之条ユネス協会    心を込めて「一筆三礼」    関 東男
 最近ふとしたことから写経を始めることになった。中之条町の長岡山清見寺・住職長田正淳さんにより、毎月18日観音様の日に寺で行われている。
”写経”とは紙と筆のみです。正式に行うにはそれぞれの宗派に応じた作法がある。
 きちんと和紙に墨で毛筆書きしなければならない。これこそ経机に向かって端座して行わなければならない。けれども和尚さんについて教えを受け、正式に修行法として行なえばそれにこしたことはないが、そうでなくともよい。心静かに安らいだ状態を持っての行法としての写経であるならば、自由なものであって良い。ただ大事なことは、一字一字を心を込めて書くことです。走り書きは写経とはいえません。
 そして書き終わったら、年月日、署名、そして願意を柿、最後にお寺に奉納する。これまで行って写経は完成するわけです。
 写経するお経は、一般的には「般若心経」が最も多いが、各々の宗派で大事にしている教典もあるので、それで行うこともよいと思う。
 形としては、筆やペンで紙へ書き写すことですが、意味からすれば、自分の手指で自分の心へ書き写していることです。一つ一つ文字や字句の解釈を理解できなくともよいわけです。書き写すという行為をを積み重ねていうちに、ひとりでに自分の心のなかにある仏に近づいていこうという心が芽を出してくる。書き終わったところへ願意を書く。老いも若きも一時の間無になりひたすら心を込めて「一筆三礼」如何でしょうか。
 「願意」どんな心で写経をしたかということです。こうなって欲しいという願い事があって書く人。こんな事をしてしまって申し訳ないというお詫びで書く人。自分の幸福を感謝して書く人。自分の思いの文を末尾に記すこれが願意なのです。
 
 
安中碓氷ユネス協会    うれしい便り
 2年間のニュージーランドホームステイを終え帰国する遠藤さん宅に嬉しいニュースが届いた。メラニーという名の女子中学生が遠藤家にホームステイすることになった。
 早速、安中碓氷ユネス協会と遠藤家で体験入学の手続きを始めた。
 (以下、外国人女子中学生の体験入学のお願いの文面)
 
 拝啓 時下益々ご清栄のこととお喜び申し上げます。日頃から町の教育行政で何かとお世話になりありがとうございます。
 
私は遠藤正久と申し、松井田町の西横野地区に在住しております。私の娘は安中・碓氷ユネス協会にお世話いただき、2年間ニュージーランドの高等学校に在学し、12月上旬に帰国する予定になっております。その際、メラニーという女子中学生1名を焼くヶ月間、我が家に受け入れることになりました。
 折角の機会ですので、この子を近隣の中学校に短期間通わせ、本人に日本の中学校生活を体験させると同時に、日本の中学生にも同年代の外国人と接する機会を与えたいと考えております。受け入れる中学校の先生方にはご心配とご迷惑をおかけすることになると思いますが、メラニーにとっても、又受け入れ側のせいとにとっても、貴重な経験が得られるものと思われます。
 これらの点をご勘案いただき、一週間程度、町内の中学校に体験入学させていただきたく、ここにお願いいたします。敬具
1.体験入学の目的
 @来日した女子中学生を日本の中学校に短期入学させ、学校生活の違い、文化の違いを  体験させる。
 A受け入れ側の中学生に外国人中学生と学習し、交流する機会を与える。
2.体験入学の希望内容
 @通学先:松井田町立南中学校の第二学年
 A期間:平成13年12月12日頃から一週間程度(多少の変更は可能)
3.体験入学者の略歴
 @氏名:Melanic Louise Shanks(メラニー ルイーズ シャンクス)
 A生年月日:1987年1月27日(14才)
 B国籍:ニュージーランド
 C在学校:Horowhenua Collage,4th Form(ホロヘヌア校4年生)
 
 
伊勢崎ユネス協会    活 動 報 告
                             横沢 克明
@6月14日に定期総会並びに社会見学を行った。例年通りバスの中で総会を行い、13年度の行事予定、予算等が承認された。
 会員は数名の出入りがあったが、昨年とほぼ同じ80名ほどでスタートすることになった・引き続いて見学会に入り、雨の中を前橋市岩神の飛び石を先ず見学。赤っぽい大岩に、岩神稲荷の社殿がへばりつくように建っている。「こんな大岩が、このような平坦の地にどうしてあるのだろう」と思い眺める。
 次いで群馬町にバスを進め、日本絹の里、土屋文明記念文学館、かみつけの里博物館、造られた当時の姿に復元された八幡塚古墳など、日本の文化遺産を見学してきた。
A夏休み中の8月17日から19日にかけて、市子育連との共催で、ユネスコ作品展を福祉プラザで行った。市内8地区の子育会から持ち寄った小中学生の絵画、習字、工作の作品で、総数は352点であった。会場は親子ずれの参観者でにぎわい、展示してある自分の作品を親子で確認している姿も見られた。この中から国際親善賞として数十点選び、伊勢崎市と友好親善都市となっている中国の馬鞍山市を10月初めに訪問した市議団に持っていっていただいた。
 その返礼として、馬鞍山市の子どもの書画の作品をいただいた。十数点の作品だが、そのうち4点は本式の表具をした掛け軸で、できばえも「これが小中学生の書いたものか」とびっくりするほど見事なものであった。絵画も、いかにも中国らしい図柄のもので、市内の小中学校に展示していただく予定で、国際親善に一役と言うところである。 
 
 
太田ユネス協会   近 況 だ よ り
                         理 事  関口 実
 太田ユネス協会が年間に実施する事業には、共催・協力を含めると次のようなものがあります。
1. 太田市美化ウオーク(協力)十数カ国の方々が参加する国際色豊かな楽しいイベント。
毎年300人ほどの参加がある。
2. ユネスコ英語教室主催
  当協会発足と同時に始められた歴史のある事業。毎年75名募集し、8月上旬に3日 間実施する。
3. 諸外国交換ユネスコ児童生徒作品展(主催)
これも上記英語教室と同じく、協会発足と同時に始められたもので、今年第34回を
迎えた。
4. 国際ふれあいパーティー(協力)
  太田市やその周辺に在住する外国籍の方々と太田市民とのふれあいの場を提供。
5. ユネスコ弁論大会(主催)
  当ユネスコ3大事業の一つで歴史は古い。毎年1月下旬、太田市内および近隣の高校 生を招いて実施する。
6. 英語劇の公演(共催)
  「ALT群馬」(県内外国人英語教師の会)が、自分たちも楽しみながら日本人社会 に貢献できるものはないか話し合った結果、やさしい英語劇を公演して、日本人の頭に コビリ着いている英語アレルギーを解消しよう、ということになった。たまたま発起人 が太田市内に勤務するALTだったため当ユネスコの知るところとなり、渉外的な面で サポートするとともに財源面でも協力し、12月8日・9日子の公演を太田市で大成功の 内に終了することが出来た。
  なお、財源面で協力出来た裏に、日本ユネス協会連盟の「地域草の根助成金制度」よ りの助成があったことを特記させていただく。
  今後ともユネスコ精神に合致する事業には積極的に対応したい。
 
 
大間々ユネス協会  新 世 紀 に 向 け て
                           副会長  新井能比古
 初冬となり、新年を迎えるにあたりどうもその実感が湧いて来ない。社会があまりにも騒然としすぎるためだと思うが、何ともやりきれない。
 新世紀と共に世界は安定方向にシフトシフトしていくものと思われていた矢先、米国ニューヨーク市で起こった同時多発テロ事件は全世界を震撼させ、国内においても、大阪の小学校における、児童殺傷事件は、痛ましい事件でありました。
 こうした不安定な情勢の中21世紀を担う子どもたちのために、何が出来るか何をすべきか改めて考えさせられる1年でした。
 平和を願い人類に繁栄を目的とした我々の活動目的が地域の人たちに理解・協力を得るには、地味ではあるが堅実な活動を継続することが大切です。
 異文化と共存していくためには独自の文化・伝統のあり方を把握し、理解が出来るような環境作りが我々が次世代に継続していくべき仕事ではないかと考えたとき、少年少女に明るい希望を持たせることが、我々の活動の原点ではないかと思う毎日です。
 
 
前橋ユネス協会   海外との交流事業について
 前橋ユネス協会で独自に推進している事業を紹介いたします。
 その一つが中国との交流事業です。当協会の30年誌をひもとくと、昭和60年に水沢利忠顧問(当時、県立女子大教授)を講師に迎え、シリーズで「論語に学ぶ」と題して勉強会を行っています。このシリーズは、その後も続きますが、この講座を縁に中国との交流が始まったといえます。
 たとえば、蔦新民中国画展(昭和62年)、李山、蔦新民二人展(平成2年)、現代中国書画家作品展、安徽省友好視察団派遣(平成3年)中日児童生徒書画展、第2回安徽省友好視察団派遣(平成6年)日中児童生徒書画展・安徽省友好視察団受け入れ(平成7年)中国三国志の旅(平成8年)大連への旅(平成12年)があります。
 中国との交流は、来日の中国留学生とも深く、外国料理京室では平成3年から餃子作りパーティーが恒例で、本年度も12月に開催し、夜遅くまで歓談しました。
 また、本年度は、昨年の訪問に続き、4月に前橋市民マラソン大会に中国選手を招待しました。受け入れた2名は、成績こそ上位ではありませんでしたが、前橋市民と一緒に利根川沿いを走りました。その他、前橋の施設視察、交流を推進して帰国しました。
 8・9月各月にも、群馬大学の関係(大連)から受け入れをしました。
 もう一つですが、「インドネシア基金」(今年度から特別財務会計を組んで運用)を創設しました。目的は、お互いに顔の見える教育費の支援をしていきます。今年度7月に、インドネシアの訪問団を受け入れし、運用協議をしました。地域発信の教育支援事業として、育てていきたいと思います。
(文責 須藤
 
 


        あ と が き

「めでたさも中位なりおらが春」(一茶)さて、皆さんの新年は如何ですか。
 昨年は、悲しい出来事が相次ぎ暗い気持ちを胸に・・・そして、アフガニスタンの
 平和を願いつつの年明けではなかったでしょうか。
 各ユ協から活動報告をいただき、各々の健闘のほどがうかがえました。
 いよいよ教育改革の年を迎え、総合的な学習の年となります。児童・生徒が
  自ら課題を見つけ、自ら学び、自ら考え判断し、よりよく問題を解決する力を
 身につける学習が実りあるものとなるよう、地域のユネス協会から、人材活用、
 国際理解教育等の情報提供や環境づくりへの協力支援を送ろうではありませんか。
 ユネスコ憲章の理念を考え、平和に向けた第一歩を踏み出せます様に各ユ協の
 相互補完をお願いします。







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