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仮設住宅に住む熊本地震被災世帯の中学生が無料で夏期講習に -くまもと復興無料塾プロジェクト

 熊本地震が発生して1年3か月あまり。熊本の被災地は着実に復興を遂げています。他方で、仮設住宅に住む世帯の子どもたちは、行政からの支援に届かない部分もあり、学習に遅れが出る可能性が指摘されています。

 そのような子どもたちの未来を拓こうと、くまもと復興無料塾プロジェクト(共同代表:向井洋子熊本学園大学講師・田尻一博さくらゼミナール塾長)では、仮設住宅・みなし仮設住宅に居住する世帯の中学生を対象に、協力してくれる学習塾の夏季講習を無料で受ける活動を開始しました。趣旨に賛同した日本ユネスコ協会連盟は、皆さまからいただいた募金から520万円を支出して、プロジェクトの支援を行っています。

 7月22日(土)には、「苦しい時だからこそ勉強しよう、 そして熊本復興に関わる大人になろう」をテーマに事前ファシリテーションが開かれました。対象となる中学生約30人が熊本学園大学の14号館に午後4時に集まり、ながすクロスロード研究会で消防士の徳永伸介さんによる「クロスロード」というファシリテーションにトライしました。

 「クロスロード」は、災害が発生した時に直面する可能性のある「緊急避難勧告が発令されたが、介護の必要となる祖父母がいる。あなたは避難するか?」といった問いかけにたいし、それぞれが自分の意見を述べあうという、答えのない課題を考えるという内容でした。

 後半は、沖縄の青年が立ち上げた株式会社「がちゆん」のメンバーが、自分たちの沖縄にかける夢や思いを、子どもたちに語りかける、というセッティングのファシリテーションで引き継ぎました。

 ファシリテーションの初めに、「大きくなったら県内で暮らすが、県外で働くか」という問いに、ほとんどの子どもが「県外に出る」と答えていました。ところが、沖縄が大好きな青年たちが、自分たちが沖縄への思いが濃くなった転機を熱っぽく話すうちに、自分も大きくなったら「熊本の○○地域が有名になるようにしてみたい」と言い出す子どもが現れてきました。

 学校と違って正解のない問題に取り組み、自分の道を考えるという2時間は、あっという間に終わりました。これから中学生たちは夏期講習を受講して、再び事後ファシリテーションに参加することになります。その時に子どもたちがどんな回答を見つけてくるかが楽しみです。

公益社団法人 日本ユネスコ協会連盟

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