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未来遺産運動ニュース2024年10月号

2024.10.02

日本ユネスコ協会連盟は、日本の豊かな自然や文化を100年後の子どもたちに伝えていくことを目指し、未来遺産運動を行っています。全国に83ある「プロジェクト未来遺産」では、地域の自然や有形・無形の文化を守る多様な活動が展開されています。

各地域の「プロジェクト未来遺産」 のイベント情報・活動報告は以下をご覧ください。


イベント情報

活動報告

1. 和白干潟を守る会/8月の和白干潟クリーン作戦と自然観察

2. NPO法人海上の森の会/こども講座「森であそぼ!」

3. Mプロジェクト協議会/第21回三石灯りの街

ピックアップ

未来遺産運動ニュース’24年9月号増刊:企業と共に地域の自然を未来へつなぐ

発行物

未来遺産・見沼たんぼプロジェクト推進委員会見沼・旬彩」2024年秋号

イベント情報


※各団体から提供された情報を掲載しています。内容は掲載日時点のため、最新情報は各団体のウェブサイト等をご確認ください。参加申し込みや行事に関するお問い合わせは、各団体へご連絡ください。

1.「自然ウォッチング」参加者募集

(開催日時)10月6日(日)9時30分~14時 

      ※次回11月3日(日)、次々回12月1日(日)

(エリア)愛知県瀬戸市(海上の森)

NPO法人海上の森の会からのご案内

4月~12月(8月除く)の第1日曜日の9:30~14:00まで、自然ウォッチングを開催しています。都市近郊にありながら、自然豊かな万博記念の森として残された海上の森で、植物・野鳥・昆虫などを観察しながら知識を深めませんか?

集合時間・場所:当日9:20までに海上の森入口駐車スペースに集合 ※申込不要

対象:小学生以上 ※小学生は保護者要同伴

参加費:100円/人

少雨決行

■チラシ

令和6年度海上の森の会活動

2. 萩まちじゅう博覧会

(開催日)10月18日(金)~12月1日(日)

(エリア)山口県萩市

(主催者)萩まちじゅう博覧会実行委員会

NPO萩まちじゅう博物館からのご案内

山口県萩市で、まち全体を屋根のない博物館と見立てる「萩まちじゅう博物館」は、今年で開館から20周年を迎えます。当団体も参加する萩まちじゅう博覧会実行委員会では、開館20周年を記念してこの博物館を舞台に、萩のおたからを活かしたプログラムを作り・旅でつなぐ「萩まちじゅう博覧会」を開催いたします。

萩市内の魅力的な場所や古民家をめぐり歩き、萩の暮らしや風景に出会い、技や食にふれて、まちじゅう博物館を体感する42のプログラムをお楽しみいただけます。この秋はぜひ萩の“おたから”をめぐる旅に出かけてみませんか。

※日時や参加料はプログラムによって異なります。公式ホームページにて詳細を確認の上、お申込みください。 

■パンフレット

「萩まちじゅう博覧会」パンフレット

3. ならまちわらべうたフェスタ2024

(開催日)10月20日(日)10時~16時

(エリア)奈良県奈良市 会場:ならまち界隈、主会場:ならまちセンター

ならまちわらべうたフェスタ実行委員会からのご案内

「ならまちをわらべうたの似合う町に」「ならまちからわらべうたを発信しよう」を合言葉に、江戸末期から明治時代の風情ある町家の面影を残す「ならまち」で、お手玉などのわらべうた遊び、からくりおもちゃ遊びなど、昔懐かしい遊びを中心にさまざまな遊びが体験できるイベントです。大人から子どもまで楽しめる内容ですので、ぜひお気軽にお越しください。

参加料:無料 

■チラシ

ならまちわらべうたフェスタ2024(チラシ)

4.「和白干潟クリーン作戦と自然観察」参加者募集

(開催日)10月26日(土)15時~17時

(エリア)福岡県福岡市

和白干潟を守る会からのご案内

和白干潟を守る会では毎月第4土曜日の15時から、和白干潟クリーン作戦と自然観察を実施しています。干潟には、人が海や川に捨てたゴミやこの時期は海で大量発生したアオサが流れ着きます。唐原川河口近くの通称「海の広場」周辺の干潟のゴミを拾い、きれいになった浜辺で自然観察を楽しみます。学生や社会人など幅広い年代の参加を大歓迎します。ご興味のある方は当日現地にお集まり下さい。

集合場所:和白干潟海の広場(福岡市東区和白4丁目)

※西鉄電車唐の原駅下車 徒歩5分

※駐車場なし 

参加料:無料 

5. 「U-18 阿波おどり・人形浄瑠璃フェスティバル」出演のお知らせ

(開催日)10月27日(日)13時~16時15分

(エリア)徳島県阿波市 阿波市交流防災拠点施設 アエルワ

(主催者)徳島県

阿波人形浄瑠璃平成座からのご案内

「U-18 阿波おどり・人形浄瑠璃フェスティバル」は、徳島県と兵庫県で阿波おどり・人形浄瑠璃に取り組む小学生・中学生・高校生が練習の成果を発表する場として開催され、今年は人形浄瑠璃6団体と阿波おどり3団体の計9団体が出演予定です。

14:35~14:50の回に平成座ジュニアクラブ&川内北小学校人形浄瑠璃クラブが出演し、井原西鶴の『好色五人女』で有名な八百屋お七を題材にした『伊達娘恋緋子 火の見櫓の段(だてむすめこいのひがのこ ひのみやぐらのだん)』を披露します。降りかかる雪の中、恋人を助けるために、火あぶりの刑を覚悟で火の見櫓に上って半鐘をうちならすお七の姿を、小・中学生7名が一生懸命演じますので、ぜひご覧ください。

入場料:無料

■チラシ

U-18 阿波おどり・人形浄瑠璃フェスティバルチラシ

■パンフレット

U-18 阿波おどり・人形浄瑠璃フェスティバル パンフレット(一部抜粋版)

6. 糸蒲村 村踊り縁起 創作組踊「能羽の縁」上演会

(開催日)12月1日(日) 開場:13時30分 開演:14時00分

(エリア)沖縄県中頭郡中城村 吉の浦会館 多目的ホール

中城村南上原組踊保存会からのご案内

中城村南上原こども組踊塾生(小学生~高校生)による創作組踊「能羽の縁(ぬふぁぬえにし)」上演会を開催いたします。上演会は、第1部が古典舞踊、雑踊り、新作舞踊等の琉球舞踊、第2部は組踊「能羽の縁」の2部構成となっております。解説や字幕表示もございますので、多くの皆さまに楽しんでいただけるものと思います。ご来場をお待ちしております。

詳細はチラシをご覧ください。

入場料:【成人】1,000円【親子券】1,500円【高校生以下】500円【未就学児】無料

■チラシ

創作組踊「能羽の縁」チラシ

活動報告


1. 8月の和白干潟のクリーン作戦と自然観察 報告

(プロジェクト名)博多湾・和白干潟の自然保護活動

■ 和白干潟を守る会からの報告

毎月定例の和白干潟のクリーン作戦と自然観察を8月24日(土)に実施しました。今回は嬉しいことに一般の方の参加も多くあり、小学生や幼児のいる家族連れ、遠方の大野城市から参加してくれた高校生2名や大学生、海外在留ネパール協会の皆さんなど、計31名が集まりました。

約1時間、皆で汗だくになりながら、ソリ、一輪車、リヤカーなどを使って干潟のゴミを回収しました。ここ1か月以上、ゴミが流れ着くような雨は降っていませんが、なぜか粗大ごみが多く、近隣から持ち込まれたと思われるものもいくつかありました。空きビンも多く、困ったことに家庭ゴミの持ち込みもありました。たくさんの粗大ゴミに加え、回収したゴミは全部で44袋にのぼりました。

参加者からは「初めて参加したが良い経験ができた、出来れば毎回来たい。」「ペットボトルなどのゴミがたくさんあり、ゴミが拾えて有意義だった。また参加したい。」などの感想が聞かれました。暑い中、たくさんの方にご参加いただきありがとうございました。

詳しい内容や当日の写真は当会ホームページに掲載しておりますので、ぜひご覧ください。

2.こども講座「森であそぼ!」を開催しました

(プロジェクト名)愛知万博の理念と成果の継承 ~海上の森・保全活用プロジェクト~

■NPO法人海上の森の会からの報告

当会では、なごや環境大学と連携し、5月、7月、9月の3回に渡り「むしっ子、あつまれ!」を合言葉に、虫に興味のある子どもたちが家族で参加できるプログラム、こども講座「森であそぼ!」を開催しました。

『夏のおわり 冒けんはつづく!』がテーマの9月8日(日)は、30℃を超える暑さの中、22名が参加してくれました。9月の森の宝さがしビンゴをしながら、森の中を歩き、多くの生き物に出会いました。猛暑の続く日々ですが、自然界は着実に次の季節に進んでいることを、森のにおいや色、音で感じました。

最近の子どもたちは、生き物に興味があっても実際に触れる機会が少なく、でも図鑑やインターネットからの情報はたくさん持っています。一緒に歩いている間、子どもたちは夢中で虫を追って、その魅力を仲間と語り合っていました。みんなで大きなトノサマガエルを追っている時に、ある子が「あっ、こんな場面を動画で見たことある!自分が同じことしているんだ!」と大きな声をあげました。自分で体験する楽しさが伝わってきました。

この講座がきっかけで海上の森を知ったという参加者が多くおられるので、次年度以降も引き続き多くの方に参加いただくために頑張っていきます。自然っていいな、楽しいな、大事だなと感じていただけるような活動をつづけていきたいです。

3.第21回「三石灯りの街」を開催しました

(プロジェクト名)三石灯りの街~子どもたちと伝える耐火煉瓦で栄えたまちの記憶~

■Mプロジェクト協議会からの報告

約4500個のロウソクによる灯明が三石地区を幻想的に彩る「三石灯りの街」を、9月14日(土)に開催しました。日本の近代化を支えた耐火煉瓦産業で栄えたまちの魅力を再発見し、その歴史や景観を受け継いでいくために2004年から実施しています。

21年目となる今回は「メッセージ」がテーマで、男女のピクトグラム(絵文字)の地上絵が、メイン会場である三石中学校の校庭に、色とりどりの灯明により描き出されました。男女の間の花束を聖火と捉えると五輪選手に映るかもしれません。どう感じてもらっても自由で、どれも正解という思いを込めてデザインされています。地上絵に用いた灯明は、すべて使用済みのペットボトルを再利用しています。地区の子どもと大人が一緒になって、1か月以上前から準備をしてきました。

三石八幡宮のピクトグラムなどもカラフルで美しく、来場者からもとても好評でした。地区内外や市外からも大勢の方に来場いただき、かつてのまちの繁栄を彷彿とさせる一夜になりました。地域が一丸となって取り組む地区最大のプロジェクトを、これからも未来に向けて育んでいきます。

ピックアップ


「未来遺産運動ニュース’24年9月号増刊:企業と共に地域の自然を未来へつなぐ」

田んぼ周辺で見られるコウノトリのペア(写真提供:福井県)

未来遺産運動ニュース9月号増刊(9月17日公開)では、 企業と共に地域の自然を未来へつなぐ取り組みとして、福井県越前市の「水辺と生き物を守る農家と市民の会」の活動をご紹介しています。

この記事の詳細は下記のリンクからお読みいただけます。

未来遺産運動ニュース’24年9月号増刊:企業と共に地域の自然を未来へつなぐ

発行物


「見沼・旬彩」2024年 秋号 vol.30

発行: 未来遺産・見沼たんぼプロジェクト推進委員会

2014年にプロジェクト未来遺産に登録された「首都圏の大規模緑地・見沼たんぼを100年後の子ども達に残す」の取り組みの一環で、 未来遺産・見沼たんぼプロジェクト推進委員会が発行している広報誌です。見沼たんぼ地域で活動する関係団体の最新の取り組みなどをご紹介していますので、ぜひご覧ください。

未来遺産運動では、多くの方々に身近な地域や全国各地の「プロジェクト未来遺産」に関心を持っていただくことで、地域を越えた新たなつながりを生み出し、日本全国に応援の輪が広がることを目指しています。

活動を支える・参加するParticipation to support

私たちの活動には、多くの方々にさまざまなかたちでご協力・ご支援をいただいています。
わたしたちの想いに共感してくださる方を、心よりお待ちしております。ひとりひとりの力を未来の力に。

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