【新型コロナ支援】 カブールで医療備品と住民への食料支援を実施
2020.08.13
日本ユネスコ協会連盟では、2002年からアフガニスタンにおける識字教育や寺子屋(CLC)の設立、職業訓練、また医療支援などを行ってきました。
新型コロナウイルスの感染者増加にともない、3月下旬からはカブールをはじめとした大都市部でロックダウン(都市封鎖)が行われ、学校や政府機関も閉鎖されました。8月7日現在、36,782人が感染し1,288人が亡くなっています。
日本ユネスコ協会連盟では、一杯のスプーン事業で協働しているカブール市の「サハ医療センター」を通じて医療従事者へのマスクや防護服をはじめ、体温計や消毒液などを支援しました。このクリニック自体は新型コロナウイルスの診療をする場所ではありませんが、感染を心配した多くの患者が訪れ、医師などの感染の懸念があったため、感染防止のために支援物資が活用されています。



また、カブールでのロックダウンによって、日雇いなどの仕事に従事していた人びとが十分な食料を得られないことが危惧されたため、「サハ医療センター」の近隣住民への食料支援も行いました。米、食料油、豆、砂糖および石鹸を受け取った人びとは約180世帯を対象に支援しました。

「世界寺子屋運動」による識字クラスなども、現地の状況を踏まえながら再開を検討しています。引き続き、皆さまからのご理解とご支援をよろしくお願いいたします。