「平和の鐘を鳴らそう!」は年に一度、“平和への祈りと願い”を込めて、
お寺や教会の鐘を鳴らそうと呼びかけるものです。
市川市では8月15日、終戦記念日にJR市川駅コンコースをはじめ、
大本山中山法華経寺・真間山弘法寺・海巌山徳願寺・原木山 妙行寺
日本福音ルーテル市川教会・聖望キリスト 教会の7カ所で、
市川市ユネスコ協会の呼びかけで地域の方々とともに鐘を鳴らし、平和を祈りました。
大本山中山法華経寺では新井日湛貫首様より
お寺は平和を祈る所であり、
平和がいかに大切であるかのお話を伺いました。 |
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大本山中山法華経寺には釣り鐘型の大きな梵鐘と、小さな半鐘があります。
日ごろはなかなか目にしない半鐘ですが、この日は一人一人が鳴らす機会をいただきました。
その後鐘楼に移動し、12時の時報と共に平和を祈り鐘を鳴らしました。
半鐘の澄み渡る高い音とは違い、こちらはいつまでも音の余韻が残る重々しいものです。
市川駅
最後にアイユースによる「平和宣言」の群読がおこなわれました。
一人一人の小さな諍いから、国と国との大きなもめごとまで、
解決が困難かと思われる現在ですが、この宣言の中にその答えがあるような気がします。
それぞれの会場で青年が中心になって平和宣言を読み上げました。
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午後からは市川市アイリンクを会場に、第13回ユネスコ市民公開講座が開催されました。
聖望キリスト教会代表の大竹堅固氏による「戦争の記憶を伝え続ける」と題した講演を青年を中心に80名の参加者と共に聴きました。
戦時下、国府台病院での精神負傷兵の治療にあたった医師たちの戦後長年にわたり封印されていた話、
また3月10日の大空襲では自身が本所、夫人が深川で惨状を経験され「二度とあの戦争の悲劇を起こさないように」と繰り返されました。
大竹堅固ご夫妻
平和の鐘の様子は読売新聞、毎日新聞、市川よみうりなどが掲載くださりました。