ユネスコ金曜日市川日本語教室
発表会 2019年12月20日
私たちの日本語教室は、市川駅南口のザ・タワー・イースト3階のアイリンクで、毎週金曜日に日本で生活する外国出身の人たちに日本語を教えています。
年内最後の教室となった昨年の12月20日は、学習者の皆さんに一人ずつ日本語でスピーチをしてもらいました。当日発表した学習者は14名。出身国別では中国11名、ネパール2名、ベルギー1名でした。中国出身の男性1名の他はみな女性です。
発表のテーマは自由、時間は3分程度ということでみんなに準備してもらいました。自分で用意した原稿を一生懸命読む初級者もおり、学習者の熱意が伝わってきました。
14名のうち12名が日本での生活体験を取り上げ、そのうち6名が子育てや子供の教育について話しました。その中からいくつかご紹介します。
・娘を日本の幼稚園に通わせた当初はいろいろ心配したが、
今は日本人のクラスメートの母親達と友達になった。(中国出身女性)
・鉄道で初めて仙台を旅した時に乗務員に親切にしてもらった。(中国出身女性)
・長女(中2)を今年中国から呼び寄せた。学校の授業についていくのは大変。(中国出身女性)
・幼稚園児の息子はテレビの「東大王」が大好き。東大を目指すといっている。(中国出身男性)
・日本人の友達がなかなかできないのが悩み。中国人と違って日本人ははっきりと言わない。(中国出身女性)
・来日2年。小1の娘は家で百人一首の練習をしている。(中国出身女性)
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学習者が語った、外国で家族と暮らす中での不安や喜びは、国の違いを超えて共感しあえるものだと思います。
私たちも日本語教室の活動を通じて、外国出身の人たちが日本で安心して心地よく生活できるよう、力になりたいと思っています。
発表会の後、 ボランテイアを含めた28名はレストランに移動し、昼食をとりながら和やかに語り合いました。