料理を通して国際理解

ルーマニア編

恒例行事である「料理を通し国際理解」としてのルーマニア料理が6月19日に鎌倉市福祉センターにて30名の定員で開催された。お料理の指導は、在日ペルー大使夫人のクリスティーナ・エスカラさん。料理を通して国際理解お国の紹介はルーマニア大使のラドシェルバンさんが、この行事用に用意されたパワーポイントの映像で説明された。

お料理の前菜は、しっかり皮を焼いた米茄子の中身を叩き、玉ねぎと地中海ヨーグルト等で味付けしトマトに詰めたSalata de vinete。メインは牛肉と野菜の煮込みにママリガ(トウモロコシの粉を煮込んでペースト状または堅めに仕上げたもの)添え。使う植物油はルーマニアが誇るひまわり油。デザートはクリステーナさんのご実家に100年伝わるレセピーの酸味のきいたリンゴのタルトを焼いてご持参。別途仕上げ前のタルトで熱のこもった仕上げの実演も。飲み物は大使ご持参のルーマニア自慢の赤白ワイン。

シェルバン大使によるお国紹介ではルーマニアは古い民族、言語を誇る色々の民族が混ざり合う民族色豊かな国であり、ユネスコに登録された世界遺産も7つ、鎌倉のように登録を目指している史蹟も17カ所あるとのこと。

今回は「広報かまくら」掲載の案内を見て申し込んだ市民の方が多く、料理を通して国際理解ルーマニアへの関心の深さが窺われた。これを機に鎌倉ユネスコに関心をもたれ、会員になって下さる方に期待したいところ。

後日、数名の方に感想を伺いました。皆さまは、大変ルーマニア料理講習会を楽しまれ、お料理が他国の文化に触れる最高の媒体とコメントされました。

長谷の井上多枝子さんは「お料理だけでなく、その国の地理や文化や知らないことを色々学び、ルーマニアの国のことをもっと知るために行ってみたいです」とのこと。また山崎の三宅明美さんは、「五感を通じてその国を感じる手段としては、その国の料理を実際に作って食するということは最大の近道」と述べられました。

浄明寺の中村真知子さんは昔駐在されたルーマニアを懐かしく思い出していただくとともにお国の発展を喜んで戴きました。お料理教室以後、ルーマニアへ旅行された二階堂の二川昌子さんは「事前にルーマニアの方にお目にかかり、お国の料理を体験し、紹介映像まで見て予習が出来て、何倍も味わい深い旅となりました」と感謝の意を表されました。さらに「私もJOCS(日本キリスト教海外医療協力会)やその他の会の活動に参加していますが、いずれの会も、その理念の実現を目指して頑張っていますが、世界は相変らず理念を棚上げして経済優先で格差に苦しむ不幸な方々を生み出しています。しかしあきらめたら始まらないと思い、活動を続けたいと思います。」と心強いメッセージを頂いた。(奥山)

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