浜松ユネスコ協会との交流報告

科学・環境委員5名が浜松市を訪問

2017年2月25日、浜松ユネスコ協会が実施しているESD活動の実状調査を目的として、科学・環境委員会から委員5名が浜松市を訪問した。浜松駅北口広場に10時10分に到着、浜松ユネスコ協会の加藤泰弘地域・世界未来遺産委員長の出迎えを受け、浜松科学館へ案内された。

ユネスコ科学教室閉講式

浜松科学館では、ユネスコ科学教室受講者の修了証書授与式に来賓として招か浜松ユネスコ協会との交流会れ閉講式を参観した。

修了証書授与式は、浜松ユネスコ協会小畠会長の挨拶で始まり、「科学教室の目的は、身近な自然に感動する体験がなければ、素直な心や謙虚さ、そして地球的な視野は育たないことからユネスコ精神をふまえた「科学する心」を育てることです。

科学する人は、素直な心の持ち主でなければなりません。疑問を追究する人でなければなりません。地球の自然を守る人でなければなりません。世界の人々の平和を願う人でなければなりません」との挨拶があり、対象が小学5・6年生のためもあり、挨拶は平明で、理解し易いものであった。続いて、浜松科学館長の挨拶、浜松市市民部生涯学習課長の挨拶があった後、受講者小学5・6年生132名に対し、会長から修了証書を一人ひとりに、「よく頑張ったね」と声をかけ手渡し、31名に皆勤賞を手渡した。

交流会

閉講式の行われた同じ浜松科学館内で昼食を挿み行われた。浜松ユネスコ協会からは小畠会長、三輪副会長、加藤委員長、ユネスコ科学教室スタッフ、自然環境委員会スタッフが加わり、鎌倉ユネスコ協会から、鎌倉ユネスコ紹介リーフレット、科学・環境委員会事業実施概要を配布した後、科学教室、自然観察会の説明を受けた。

ユネスコ科学教室

子供たちの「科学する心」の育成をめざして開講するもので主催浜松市、主管を浜松ユネスコ協会としている。なお、浜松市からは科学教室及び自然観察会とも助成金を受けている。

開催回数は、年度9回。期間は、4月から翌年2月まで。募集人員は、100名程度(応募者多数の場合は抽選)。会場、場所、例年通り。募集方法は、浜松市内全小学校、地域情報センター及び浜松科学館に「チラシ」を、配置及びPC及び口コミ。会費は4000円(1年分 保険料、資料代、教材費、通信費など)会場が遠距離の場合は、活動費は別途。

スタッフは、浜松ユネスコ協会学校委員会委員(浜松市内小・中学校教員・科学教室OB他)。講師は、学校委員会委員が務める。申し込み方法は、往復はがき。

自然観察会

自然に対する畏敬の念を持たせ共通体験を通して親子や参加者同志の個々の絆を深める目的で実施。実施概要は、開催を、年(春、夏、秋、冬)4回。場所は浜松城公園、佐鳴湖公園を特定している。募集方法は科学教室と同じ、対象は、参加者を親子及び一般人とする。会費は、必要経費を徴収。運営方法は、科学教室と同じ。講師、スタッフも科学教室と同じ。なお、科学教室や自然観察会に携わる講師(スタッフ)の力量を高めるため毎年テーマを決めて研修を行っている。

浜松科学館見学

交流会終了後、三輪浜松科学館長(浜松ユネスコ協会副会長兼任)の案浜松ユネスコ協会との交流会内を頂き、浜松科学館内の自然コーナー・音のコーナー・エレクト二クスコーナー・力のコーナー・光のコーナー等を見学した。

交流会の成果

ユネスコ科学教室、自然観察会等の実施に、任意団体にも拘らず浜松市を主催(建前上)として助成金を得ていること。科学教室、自然観察会の実施に関し会費を徴収していることは、事業の維持に関し財政において学ぶ点があった。

事業活動の運営においては、市内小・中学校の教員を、会員(スタッフ)としており、そのスタッフの中から講師、アドバイザーを選任していること。又、市内小中学校に緊密なネットを構築してESD活動に児童・生徒たちを学校ぐるみで参加させていることは今後、科学・環境委員会が事業活動を実施する当たり参考となった。 (磯山)

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