料理を通して国際理解

グァテマラ編

7月25日(火)に12回目の「料理を通して国際理解」グァテマラ編を執り行った。講師にグァテマラ大使館一等書記官・領事のエバリバラ・フィゲロアさんをお迎えし、お嬢さんのルシアさんと大使館の徳山節子さんが助手としてご参加。貴重な香辛料等は講師個人用の物を分けて下さり、食材調達も行って頂きミキーサーやブレンダー等をお貸し下さった。

メイン料理はグァテマラ文化遺産に指定されている千年も昔からグァテマラのマヤ族の宗教や政治的集会等で提供された非常に手の込んだペピアン・デ・ポヨ。スペイン人が16世紀料理を通して国際理解に現われ、アジア及びアフリカの食材が加わった、歴史的、文化的に貴重な御料理。近年では宗教儀式だけでなく、家庭でも結婚式などお祝い時に欠かせない国民的食べ物になっている。珍しい乾燥唐辛子類、ゴマ、ヒマワリの種、中米にしかない青ホウズキ等は講師に御提供頂く。

ペピアンに合わせて用意したのがトウモロコシとパセリご飯。講師御提供のタイ米を良く研ぎトウモロコシ粒と一緒に炊き、盛り付け時に微塵切りイタリアンパセリを混ぜる。誠に美しく、美味しいライス。サラダは味付きヒヨコ豆とハム、セロリ等の微塵切り野菜混ぜ。デザートは焼いて来て頂いた卵白と片栗粉のお菓子に泡立てた卵白、酢を絡めたイチゴ添え。飲み物のロサ・デ・ハマイカはハイビスカスの花の咢を煮詰めた赤色が美しくコップの縁をレモンで湿らせ、塩を付けた。カップも講師ご調達。ロンポペは牛乳を煮詰めて卵黄と合わせ、ラム酒を加えた物。口触り良いこのお酒も事前にお作りくださった。

大変珍しく、美味しいお料理の後に講師によりパワーポイントでティカル等の遺跡、マヤ族が織る織物の話、お国の自然の紹介などがなされた。画面に出てきたマヤの子供達は鮮やかな織物の民族衣装に身を包み、はにかみながらもニコニコ可愛い笑顔をみせていた。明るい色を着る事で気持ちも明るくなる、との講師談。

今回の募集は25名で、申込日にほぼ定員になり、広報かまくらの募集を見て鎌倉ユネスコの行事に初参加の方が8名もおられ、少しはまた鎌倉ユネスコの名前が知られたことと喜んだ。ご入会大歓迎です。        (奥山)

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