中部東ブロック研究会 in 厚木

若者たちのパワーに圧倒された

全国9ブロックのトップを切って9月2日~3日、市内ホテルで開催の研究会は、主管の厚木ユ協の青年たちが企画・運営に全面参加。同ユ協はおとなの会員20名、青年部会員が29名という稀有な組織。中部東ブロック研究会1974年創立以来、一貫してユースキャンプやサマースクールを続けて来た。その青少年たちが次々とリーダに育っている。
第1日、基調講演は日本ユネスコ協会連盟の鈴木祐司理事長による「ユネスコの理念と現代社会の課題」(要旨別掲)。会場からの質疑に答えて「思想ある行動を」と。続いては分科会。
第一分科会は浜松、長野、甲府の3協会による活動事例発表を受けての自由討議。第2と第3はいずれも青年による企画グループワークで「戦争が起きる原理を学び、どうしたら平和な国をつくることができるか」等。
第2日、日ユ協連役職員による“地域社会へのアプローチをテーマにパアーアップセミナー。参加は18ユ協191名。写真は鎌倉ユ協からの参加者。(尾花)

鈴木祐司理事長講演要旨

今やグローバリゼーションの波が世界の隅々に及ぶことになって、開発途上国に経済成長をもたらしたが先進国では経済面の落ち込みを大きくしているため反グローバル化の勢いを強めている。加えて民族間、宗教間の紛争が多発し先進国に難民が押し寄せ中間層をより圧迫している。その結果、米国を始め先進国では自国第一主義あるいは「内向きのナショナリズム」に傾く事態になっている。これはユネスコの理念からは真逆の動きであり、世界的にユネスコは危機に直面している。
一方で国内では、人口減少と東京一極集中のトレンドにあって2040年には全国の自治体の半数が消滅すると予想されることが、青年会員が5人以下のユネスコ協会が80%を占めていることと合わさって日本のユネスコ活動にとっての危機であり、地域のユネスコ協会間の連帯並びに次世代リーダの育成を課題としている。(石田)

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