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法人会員 有限会社「鉢の木」藤川 譲治 代表取締役

北鎌倉に「鉢の木」を訪ねた。藤川社長の温和なお顔が私たちを迎えてくれた。
藤川 譲治  代表取締役まずは「鉢の木」の生い立ちから話を伺った。岩手の寒村から東京に出た母ウメさんが、昭和39年建長寺の門前に家を改造して小さな「おにぎり屋」を始めた。初めから順風満帆とはいかなかったが、箱根のホテル等で培った経験を基に新鮮な野の恵みを活かした精進料理などをお客様に提供し続けた。程なく高度成長の時代を迎え、客足も徐々に増えて今日に至っている。屋号の「鉢の木」は本店が北条時頼建立になる「建長寺」の門前に創業した事から、その古事に因み名付けられた。
藤川社長は大学卒業後、京都の「美濃吉」で2年半の修行を終える。昭和44年 有限会社に組織変更、昭和54年 25歳の時 北鎌倉店を、平成2年には隣に新館を開店する。母ウメさんは調理の現場に、社長は財務・人事に没頭し、平成4年に代表取締役に就任された。今は調理長的な存在でもある。北鎌倉店は精進料理だが、お客様の考えも変わり、客の7~8割は今や会席料理の好みになった。外人客も増え、いま従業員は60名程、料理長初め大事な「鉢の木軍団」である。
趣味はスキー、大学時代はスキー部で活躍し、多い時は年に100 回位滑ったそうだ。現在お子様は4人で、それぞれが好きなように育ってきた。そのうち誰かが後を継ぐでしょうと笑顔で言葉を結ばれた。(文・光永 写真・中沢)

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