「SDGsみらい塾」開塾記念シンポジウム

 

鎌倉商工会議所地下ホール

「SDGsみらい塾」の開塾に先立ち、そのお披露目を兼ねて、SDGsとはそもそも何か、並びにSDGs対応の活動とは実際にどのようなものであるかについて市民の方々に広く知っていただくことを目的として、「SDGsみらい塾」開塾記念シンポジウムを10月20日に鎌倉商工会議所地下ホールにて、中高生8名を含む市民約100名が参加して開催しました。 「SDGsみらい塾」開塾記念シンポジウム
佐藤会長の開会ご挨拶と鎌倉市のSDGs推進責任者であられる、比留間 彰・鎌倉市共創計画部長のご来賓挨拶の後に、今田克己・一般社団法人CSOネットワーク代表理事より基調講演をしていただきました。SDGsの国際会議に日本の民間要望を反映する立場で参加されてSDGsを作成する段階から貢献された方であるので、個々のゴールに対しては2030年という達成期限から遡って現在何をなすべきかを考えるバックキャスティングでなければならない、色々なゴールは密接に繋がっている、などSDGsの本質について説得力に富んだプレゼンテーションでした。
続いてのリレートークの発表者とその概要は以下の通りでした(カッコ内は所属NPO団体)。
1. 堀 千鶴(地球の木)
平等で平和な社会構築へ貢献したいと考え、現在アジアの3ヶ国で現地NGOや他団体と連携し、子ども・女性・弱い立場の方々へ市民視点での協力を行っています。
2. 坂野智子・安福ゆかり(ヒッポファミリークラブ大船・鎌倉)
多言語の活動を鍵に、国やことば、文化などの違いに線を引かず誰にでも心を開くグローバルシチズンシップについて、講座や多国間ホームステイの実践例と共に報告。
3. 水本健介(プラスチックフリージャパン)
鎌倉の海もプラスチックごみで汚染されています。スタンドアップパドルに乗って毎週末に海のプラごみを集めており、1年間に2トン程拾っています。
4. 山口順平(湘南100プロジェクト)
人生100年時代。地域にいるいわゆる“レジェンド”を探し出し多世代コミュニケーションを実施するプロジェクトを茅ケ崎で立ち上げています。
5. 松尾沙織(ダイベストメントコミュニケーター)
あなたの取引先銀行は、環境意識の高い企業に投資していますか?Noであれば、取引をやめませんか?! レッツ・ダイベストメントを勧めています。
6. いのうえせつこ(鎌倉に震災銭湯をつくる会)
震災時にお風呂の提供だけでなく、本部機能もまかなえる震災銭湯を鎌倉に作りませんか?! 平常時は防災意識向上とコミュニティに活用できます。

最後に、主催者側から尾花副理事長と小倉理事が当協会のSDGs対応活動の代表事例として「創立以来30年、バザーや書きそんじハガキへの市民の協力で続けてきた識字教育支援はUNESCO Co-Actionの精神で展開。顔と顔、心と心を繋ぐ共働活動です」と紹介しました。(文:石田・写真:関根)


「SDGsみらい塾」開塾

当塾の開塾式を含む初回が11月24日(土)に、中学生1名、高校生10名、大学生1名を含む33名(内会員6名)の募集を大幅に上回る受講生でNPOセンター鎌倉の2階会議室が限界まで一杯となった会場にて開催されました。「SDGsみらい塾」開塾
開塾式では、最初に来賓の廣川智久・鎌倉市共創計画部次長より多様な年齢構成の受講生が一緒に学ぶ当塾への強い期待を述べられたご挨拶を頂いてから、当協会石田理事長が開塾を宣言し、その後に当塾で学ぶ内容についてのオリエンテーションを行ないました。
続けて、SDGs総論及び第1ゴール(貧困をなくそう)について、藤野純一講師と松本謡子講師が、それぞれSDGsで目指すゴールとターゲット並びにそれらの世界の現状について丁寧にかつわかりやすく解説されて後に、いくつかの課題を受講生に提示され、くじで5つのテーブルに分かれた受講者から中高生を含め次々と発言を引き出されての活気にあふれたアクティブラーニングにしていただきました。(文:石田・写真:関根)


鎌倉ユネスコの活動

お問い合わせ

ご入会方法

賛助法人会員

会員専用

プレス情報

Home