エネルギー・環境問題見学ツアー

科学・環境委員会

11月22日、神奈川県所在のエネルギー効率利用施設として(株)鈴廣蒲鉾及び食品リサイクル施設(株)日本フードエコロジーセンターの二社を、22名の参加を得て見学した。

鈴廣蒲鉾本社
訪問した本社ビルは、二重屋根により熱負荷の軽減、壁面は、二重ガラス、木材を使用し、執務室等空間の照明は、太陽光を利用、LED照明を併せ電気使用量の54%削減を図っている。また、井戸水利用熱源ヒートポンプにより建屋内の空調を行っている。床材は、自然環境保全に配慮し、主として地元産檜を使用。工場棟では、非常時に最低限の施設利用を可能とするコージェネレーション、売店棟では、屋上に設けられた太陽光発電装置、レストラン厨房の食器洗機で使用する温水のガス使用量が年間20%削減の太陽熱利用給湯システムを見学。平成29年度かながわ地球環境賞受賞の施設であることを改めて納得した。

日本フードエコロジーセンター
センターでは、工場での食品廃棄物処理・再生作業(食品廃棄物搬入→計量・投入→選別→破砕→発酵処理→リキッド飼料作成)を見学。工場見学の後、高橋社長の挨拶に続き、創業の経緯、また、事業理念として、SDGsに基づくものであるとの話があった。高橋社長の話を伺い、食品リサイクルは、自治体の意識を高めていくことで、国も、排出業者や自治体に向けた取り組みを強化する必要があると感じた。
(文:磯山, 写真:関根)


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