ひろば

和を以って尊しと為す

清水義和
今年は聖徳太子が「憲法17条」を制定してから1400年になる。その第1条は「和を以って尊しと為す」と教えている。これはユネスコ憲章の前文にある「戦争は人の心の中で生まれるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない」という言葉と相通じる。1999年日本の松浦晃一郎氏がユネスコのトップたる事務局長に就任した。松浦事務局長は日本の若い世代にどんどん国際機関を目指せと強く訴えておられる。この訴えに積極的にこたえなければならない。ーー若者よ国際機関をめざせーー

ユネスコ活動は心の バランスシート

坂口賢三
私とユネスコの出逢いは昭和32年に始まった。学外での清新な議論は今でも懐かしく走馬灯のように駆け巡る。詰襟には「人類の英知の結集」パルテノン神殿の渋い緑のエンブレムを何時も付けていたように思う。後に企業戦士となり、厳しい商戦の葛藤に数多く遭遇しましたが、ユネスコへの拘りが我が人生のバランスシートであったと深く感謝している。本年も世界の民と国が共に繁栄と平和の創出を願い、地球規模での自然環境と文化遺産を守り、希望を持って鎌ユの皆様と活動の輪を広げていく事がささやかな恩返しと心得ている。

MPOからNGO

榎本時子
夫の二つの任地、米国では珍しく情緒のある美しいSanFranciscoと権力と野望の渦巻く首都Washingtonで私も長年MPO(MoreProfitOrgani-zationつまり一般企業)に勤務、この全く違う両都市での体験は私の人生の宝物になりました。退職後日本に帰国し、今度は友人の紹介で鎌ユというNGOに入り、会員諸氏の多岐にわたる献身的な活躍を知りました。米国と日本という恵まれた環境しか知らない私ですが、まだまだ貧困にあえぐ国々への援助活動に参加して、微力ながらNGOのお役にたちたいです。

「織り」に出会って

林香代
機織り(SAORI)に親しんで2年、久々の夢中印!機織りに向うと寝食を忘れ、家族への迷惑もようよう落着き、現在は、織った布に鋏を入れられず、この山を見なかった事にして織っています。縦糸・横糸、色の魔術(?)に一喜一憂。それは、なにかしら自分の殻を被っているのに気付かされています。好みが決まっているそれは楽なのです。堅まってしまった心と概念に時間を掛けてほぐし習うことに「素直」になる。「織り」と出会っての私の課題です。

ルビコン河

里吉弘治
年末年始は、塩野七生さんの本を読みました。ローマ人の文化と文明には驚かされます。そして、人間の本性はローマの時代から変わらないし、それぞれの時代に分かれ道があるものなのですね。シーザーが渡ったルビコン河は小さな河だったそうですが、渡らなかったらどうなっていたのでしょうか。歴史は想像力をかきたてられますが、現実に対してもよく想像力を働かさなければと思うこの頃です。果たして、わたし達は、ルビコン河を渡ってしまったのでしょうか?引き返せるのでしょうか?それとも・・・

サッカーは世界の共通言語

小泉親昂
私は昨年4月から鎌倉市サッカー協会の会長を引き受けています。約38年前に私が市内各小学校をまわり、指導をしてから少年サッカーが盛んです。少年たちは毎週のようにグランドでボールと戯れています。サッカーは世界の中でもっとも人気のあるスポーツです。世界どこへ行ってもボール一つあれば仲良くなれるのです。今、ボールを蹴っている子ども達が成長して、世界へ出かけても、サッカーのことで友達が出来、話が出来ます。現在、子供たちがサッカーが出来る環境作りにとりくんでいます。

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