「全国大会」と「中部東ブロック大会」報告

第60回日本ユネスコ運動全国大会in松山

10月16・17日松山市で、第60回日本ユネスコ運動全国大会in松山が開催され、鎌倉からは6名が参加した。 大会1日目は、 開会式に続き、「ユネスコ活動と子供たち」のテーマで、松山ユ協の識字支援の一環である、中国内モンゴルへの校舎寄付先小学校児童たちの民族楽器演奏と歌による交流。 
次いでの記念講演は、地元愛媛出身の写真家、白川義員氏。日本ユネスコ運動全国大会
全人類を乗せた運命共同体の地球という宇宙船の中での民族紛争・戦争の無意味さを人々に問いかけたい心から、「地球再発見による人間性回復」というテーマで写真を撮りつづけていると心情披露。
夜は記念レセプション。主催者、日ユ協連、各ユ協、ゲストの交歓の輪。
大会2日目は、4分科会に分かれての討議。「世界遺産」「寺子屋・識字運動」「ユネスコの心と四国遍路」「世代を超えて一緒に創るユネスコ活動」と各分化会共活発な討議があった。 
次いでユネスコ事務局長の松浦晃一郎氏の記念講演、「21世紀におけるユネスコの役割」と題して「人の心に平和のとりでを築く」という考え方が益々必要とされる、それには教育が一番重要であると。 会場入口付近の販売コーナーでは鎌ユのスタッフが、「世界遺産支援絵がき」の購入を熱心に呼びかけた。

 

~2004年度中部東ブロックユネスコ活動研究会in忍野~

テーマを「豊かな自然環境を次世代へつなげよう」としたブロック研究会は、2004年9月4日~5日、山梨県富士吉田市のホテル鐘山苑のルーセントホールにおいて開催された。
鎌倉ユネスコからは11名参加した。中部東ブロックユネスコ活動研究会
基調講演は「変わりゆく富士山の自然環境を考える」と題して中川雄三氏が150枚のスライドを使って講演した。
富士山を中心に四季の美しい自然を見せた後、いろいろな動植物の生態破壊、富士登山の陰の部分、即ちし尿の垂れ流し、紙おむつの放置など「人間だけが生れて死ぬまでゴミをだす」と衝撃的な言葉。
ペットの類でもハクビシン、タイワンリス、アライグマ、人間に捨てられて従来の日本産の動物を駆逐している実態など紹介された。 
分科会は三つ。第一分科会「世界寺子屋運動の拡大」、第二分科会「次世代につなげる自然環境」、第三分科会「私たちに出来る国際交流」のテーマに分かれてパネルディスカッションがおこなわれた。
質疑で印象に残った意見は、「分科会 に出席している人は環境問題を理解しようとしている。問題は環境に無関心な人たちで、その人たちをどうするかだ」。それを受けて基調講演者は「環境教育は漢方薬のように進めなければならない。そのためには条例で監視体制を強化し罰則を科してもやむをえない」と述べた。 
鎌倉のメンバーはこのブロック大会を目指して制作してきた「世界遺産支援絵はがきシリーズ(Ⅱ)シルクロード平和の旅」を新発売し、大きな成果をあげた。

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