ハーイ、こんにちは・・・ (社)鎌倉市観光協会
中島宣夫会長
   

 会報の表紙に、鎌倉らしさを表現するために、コンクール入選作品の写真を借りている鎌倉市観光協会会長中島宣夫氏を訪ねました。

 振り返ると会報33号以来、1998年から写真をお借りしているわけで、8年間お世話になっているのです。
 今回訪問して、まず知ったことは鎌倉市役所の外郭団体と思い込んでいたが、県下三つしかない国際観光都市横浜、鎌倉、箱根の一つとして鎌倉市観光協会の監督官庁は国土交通省関東運輸局で理事はボランティアと聞いて驚いた。市役所との関係は補助金をいただく関係だそうである。
 中島会長は理論よりも身体が先に動くタイプで商工会議所時代から青年部を立ち上げたり、観光協会を社団法人にする努力を積み重ねたりして理事、副会長を務めて昨年から会長に就任。鎌倉まつり、花火大会、鎌倉薪能、ミス鎌倉、鎌倉の四季「写真コンクール」など大きなイベントを実施している。
ユネスコについての理解
 牧田高明氏(前商工会議所副会頭、前鎌倉ユネスコ副会長)よりユネスコ入会を勧められたことがある。ユネスコを身近に感じてきたのは世界遺産がクローズアップされてきてから。これからは地球環境問題が大きなテーマと思っているが、その根底にある教育の問題が大切。いま日本では教育問題が騒がれているが、「学校教育」の前に「家庭教育」があり、その前に「家庭生活」があることを忘れている。
これからの課題
平成20年、鎌倉まつり50回、花火大会60回、薪能50回という節目を迎える。鎌倉で会員数の大きな団体は、1位は鎌倉商店連合会(約2200)、2位は鎌倉商工会議所(約1950)、3位は鎌倉市観光協会(約340)でグーンと低くなる。1000会員になってくれれば、財政的にも安定するのだが。これからの課題は鎌倉を愛する人たちに喜ばれる鎌倉にする。鎌倉は800年の歴史があるから世界遺産登録のチャンスがある。例えばこの先800年後に、あの時、先人達が努力してくれたから鎌倉があるというような受け入れ体制を整えたい。そのためにまず財政基盤の建て直しが必要だということ。もう一つは観光客や高齢化がすすむ市民のための街づくりをすること。


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