ハーイ、こんにちは・・・

国際ソロプチミスト鎌倉会長 松本紀子さん

 

 今回は鎌倉ユネスコが毎年寄付をいただいているソロプチミスト鎌倉の松本会長を訪問しました。場所は鎌倉唯一の大学である鎌倉女子大学。

松本会長は3代目の学長であり、理事長だった人です。

鎌倉ソロプチミストとは?

 ソロプチミストが生まれたのは1921年アメリカ・オークランドで80人の女性が集まって結成したのが最初。人権と女性の地位を高める奉仕活動が目的でした。今は125カ国91,000名のメンバーが世界で活躍しているそうです。
 日本ではクラブ数539、会員数は、14,303名。鎌倉は1974年2月に発足。初代会長は、鎌倉ユネスコの佐藤美智子副会長のご母堂、佐藤治子さん。2代目は今日訪問している松本紀子会長で、今回は2度目の会長職奉仕とのこと。今年の奉仕活動の目標を拝見すると、1)DV被害者自立支援基金「りんどう金庫」への寄付、DV問題は鎌倉ソロプチミストが中心になって活動しているテーマと聞きました、2)鎌倉市社会福祉協議会、3)青年会議所街づくり事業、4)清和会後援会、5)ユネスコ、6)ユニセフ、7)AFS留学生助成など、すべて資金援助をしていると、伺いました。

子どもの教育

 松本会長は永年教育事業に携わっているだけに、昨今の親子関係について次のようなお話しをいただきました。
 「親」という字を分解すると「立」「木」「見」の三つの漢字になります。また、昔から数を、ひとつ、ふたつ、・・・ここのつ、と言いますが、「つ」がつく間は、年齢で言えば9歳までは、親が子どもに教え、見守る必要があるのです。
子どもを育てるのは木を育てるのと同じで、芽が出てきた頃は、丹念に世話をする。少し大きくなったら枝ぶりを見たり、花の咲き具合を見たりします。木が大きくなれば、遠くから全体を見るようにしなければなりません。子離れをするのです。子どもから見れば、親離れは必然なのです。最近の親は家庭教育をおろそかにしていて、事が起こると、学校がわるい、社会がわるいと、周りに責任転嫁をすると、嘆いておられました。

趣味は合唱

 鎌倉女子大学は、毎年数々の賞を獲得する合唱では有名な大学です。先代の学長さんは、いつも“音楽のあふれる学園”を希望していたそうです。そこで先年亡くなられた蓑田良子先生(鎌倉合唱連盟初代理事長)と共に40年以上前から大学の合唱団を育てられ、会長はいまでも合唱グループを主宰しているとのこと。松本会長が編者としてまとめられた「音楽の森」という歌集をお土産にいただき、取材を終わりました。 (文丸山、写真鴇澤)


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