ラオスの世界遺産“ルアン・パバン” の近くに
建設中の識字教室を視察してきました

ルアン・パバンの町から北へ60q、車で進みパクセン郡ゴアンパセンの中心部から更に山奥へ雨の中を徒歩で40分。下流でメコン川に流れ込むセン川は雨季のため水量が多く、川に沿った粘土質の道を滑らぬよう用心しながら緩やかな山道を登って行った。

政府の政策で小さな村を統合し、移住させてできた新しい村はカム族とラオ族が混住。その中心部の識字教室(CLC)は屋根、壁が出来上がっていた。

このCLCを視察したのは、鎌倉市立大船中学校の生徒から、2008年の識字支援先を何処にしようかとの相談を受け、プロジェクトがスタートした直後のラオス・ルアン・パバン地域に出張した日本ユネスコ協会連盟の木村まり子さんのレポートを読んで、大船中学の生徒にラオスの識字教室を紹介したことに始まる。

その後、生徒たちは文化祭で校章を模ったサブレを販売し5万円を超える募金を集め、ラオス識字プロジェクトへ指定寄付。(昨年、鎌倉ユネスコのユース賞受賞)。
そして1年後、ラオスの識字教室は確実に建設が進んでいた。この事を大船中学の皆さんに報告したいと思ったからだ。

村長さんは穏やかな笑顔で迎えてくれた。日ユの木村さんをはじめ日本からの4人、NFUJのアディソンさん、ラオス政府教育省のランプーンさん、パクセン郡教育事務所の人々10人の一行。

宿泊所は村長さん宅とその隣家。竹と細い木でできた高床式住居。

踏み外さぬように一歩一歩慎重に梯子を登り、床を踏み貫かないように忍び足で歩く。夕餐は村の人々総出で、庭を歩いていた鶏とヤギの料理に、ラオ・ラーオ(高度数の米焼酎)の一気飲み。賑やかな大宴会は限りなく、静かになったと思ったら間もなく朝のおん鶏の鳴き声が響いた。

翌朝、村長さんに見送られ、ルアン・パバンへ戻り、世界遺産の街並みを見学。町全体が文化遺産として登録されており、ラオスの礎を築いた王家の都。

かつて王宮だった国立博物館、70以上の寺院があり、毎朝厳粛な托鉢の列が見られる。古き良き時代の誇りと伝統が守られていた。(山田雅子)

 
 

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