情報ア・ラ・カルト

◆生麦事件参考館見学
中部東ブロックユネスコ活動研究大会in 横浜の第2日目「近代国家成立の発端となっ生麦事件参考館見学た[生麦事件]」と題して、生麦事件参考館館長の浅海武夫氏の話を伺った。鎌倉から参加した7名の有志が、この参考館を訪問することを決め、当日2時の見学を申し入れ、京浜急行生麦駅から5分ぐらいの参考館で館長が出迎えてくださった。

さて、生麦事件とはどんなことか、ご存知ですか。文久2年8月(1862年)、江戸から薩摩へ帰国する島津久光の大名行列が生麦に差し掛かった時、4名の馬に乗った英国人が、この行列とすれちがい、行列の中心部、お駕籠の付近で馬が溝に足を落として立ち往生、駕籠の付近は大混乱。警備の武士が「狼藉者」と切り捨てた。先頭の一人は、約700メートル馬を走らせて息絶え、残り3名はそれぞれ傷を負ったが生き延びた。この事件に対して英国から幕府と薩摩藩へ賠償金の要求が来たが、薩摩は応じなかった。1863年薩英戦争が起こり英国との武力の差を薩摩藩は痛切に感じ、同じ経験をした長州藩と組んで倒幕、明治維新へと時代は動いたが、生麦事件はその発端だったのである。 (山田ミ)


◆平山郁夫画伯を囲む鎌倉の会
発足10周年記念旅行に10月末参加。訪れた先の大塚国際美術館は鳴門市にある世界で初めての陶板(信楽で作製)による古代壁画から現代までの複製西洋美術で有名。ご案内頂いた平田雅男学芸部副部長によると国立公園内に日本一の展示面積を誇る複製画だけの美術館と言うことで当初は中々理解を得られなかったとか。平山画伯のご支援も得て6年で完成。NHK"プロジェクトX"でも取上げられたそうです。
2度目の訪問となる瀬戸田の平山郁夫美術館では平山助成館長自らご案内下さり、特色ある群青色も画伯が少年期まで日ごろ目にした山や、泳ぎ潜って遊んだ瀬戸内の海の色では、との指摘などご家族ならではのエピソードも交えた解説に全員耳を傾けていました。平山郁夫画伯を囲む鎌倉の会
(岡野)

 
 

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