全国大会 in 横浜

第65回全国大会が横浜で開かれ、鎌ユからは18名が出席した。今年開港150周年を迎えた横浜、その発展を象徴する横浜港の大桟橋ホールに全国から500人を超える会員が集まった。「共に生きることを学ぶ」を基調に、2日間の熱心な討議が繰りひろげられた。

1日目(11月7日)
オープニングは、サイ・イエングアンの歌声から。鎌ユ20周年記念平和コンサートでおなじみのサイさんは、パネリストの一人としても発言し、音楽という世界共通語を通していろいろな国の方と共に理解し合ってきた経験を話した。
俳人の黛まどかさんは日本人の持つ細やかな感性で他の文化を受け入れ尊重する事が大切だと話す。
日系ブラジル2世のリリアン・テルミ・ハタノさんからはNGOでお世話しているブラジル人の子供達が母国語を喋れないという理由でブラジルに戻れず、かつ日本語が喋れないので学校でいじめられている厳しい現実を指摘、共生の難しさは国内にもある。

青年企画プログラム
1年かけて準備した青年企画による模擬国際会議「留学生と教育について考える」ではアジアの留学生が民族衣装を着て登場。なぜ教育が必要かについて討論。貧困からの脱出から始まり自分で自分の人生を構築してゆく力をつけるためのものと、議論がヒートアップ。
鎌ユのユースは今回スタッフに徹しており企画・演出・タイムキーパーまで見事にこなした。

2日目(11月8日)
青木保氏の基調講演は「混成文化」と「多文化社会」。日本人特有の異文化を取り入れ咀嚼し融合させる能力を以ってしたら多文化との共生のカギが見つかるだろう、という話。

世界寺子屋運動20周年
記念のシンポジウムに尾花理事が登壇。1989年マイケル・ジャクソン日本初公演の折1千万円を日ユに寄付。なぜならユネスコが常にコーアクション(送り手も受け手も双方向)の活動をしていたから。それをシードマネーに「世界寺子屋運動」が始まったエピソードを披露し、会場を感激の渦に巻いた。
5人の推進員も民族衣装でポスターセッションに参加・会場を盛り上げた。 (内田)

 
 

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