“海の研究所”訪問

8月24日、独立法人海洋研究開発機構横浜研究所を訪問、最先端の地球温暖化の講義を聞き、日本の誇れるスーパーコンピュータを見学した。参加者21名。
この企画は、鎌倉ユネスコの新しい委員会「科学・環境委員会」が呼びかけたもので、講義の内容は「スーパーコンピュータシュミレーションによる地球温暖化の100年後の予測」の解説である。スーパーコンピュータの建物の前で
講師は椚川典子広報部主任、資料はIPCC(Intergovernmental Panel on Climate Change)の第4次評価書の中で報告されている世界の国々の未来予測の中から特にわが国が関係しているデータ及び図表を使用して説明された。
この講演の中で印象に残った事実をご報告いたしましょう。
「100年後の地球の平均気温はどうなるか? 答は平均4度ぐらい上昇する。世界の研究機関のプログラムがそれぞれ異なるのでスパコンで計算しても予測は違ってくる。不安を引き起こすので少し緩やかな平均値を出した」「2008年度のノーベル平和賞は米国副大統領ゴア氏が受賞したのは有名だが,同時にIPCCのメンバーも受賞し、賞金の半額5千万円を獲得した。ところがスタッフは約200名いたので全員で分けると、一人約2万余円」。
(鴇澤)

 
 

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