寺子屋運動と鎌倉 近況報告

ラオスのリーダー迎えて報告会
ラオス教育省ノンフォーマル教育局でラオスの寺子屋運動を推進しているアディソン・シラボンさんが昨年11月15日(日)、鎌倉ユネスコに来訪。理事や識字委員会所属の会員35人に鎌倉キララで報告会をおこなった。
日ユ協連によるラオス支援プロジェクトは2008年にスタートしたばかり。ラオスでも最も貧しく識字率が低い北部ルアンババン県の4郡8カ村を対象とする識字教室は困難が多い。山岳地帯の少数民族クム族は、ラオス公用語のラオ語も判らない。女性たちは、シャイで発言も少ない。それでも発表する若きリーダー、アディソンさんの瞳は輝いていた。
この日、鎌倉ユネスコは昨年に引き続き今年度もラオス・プロジェクトに30万円の支援金を日ユ協連に寄託することを約束、石田理事長が目録を贈呈した。(尾花)


ルンビニ、全ての寺子屋完成
お釈迦さまの生誕地として世界遺産に登録されているネパール・ルンビニ地区に12の寺子屋が完成した。
今後ネパール政府は、これらをモデルとして国内4000に及ぶ行政村に寺子屋建設を進めるという。
鎌倉ユネスコは2002年からルンビニでの寺子屋運動支援を開始した。2004年にはスタディツアーを実施。テヌワ村での地鎮祭に参加。これまでに総額420万円を日ユ協連を通して送金した。
このほど最後に完成したバグワンプール地区の寺子屋(写真)にも、協力団体としての鎌倉ユネスコの名を刻んだ銘板が掲げられたとの報せが日ユ協連から届いた。 (尾花)

 
 

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