日本ユネスコ運動
全国大会in奈良への参加

今年の第66回全国大会は平城遷都1300年を記念して奈良で開かれ、全国のユ協から約700名、当ユ協からは8名が出席した。全国大会in奈良に出席
大会テーマはまさに奈良ではの、聖徳太子による17条憲法の第1条「和をもって貴しとなす」。

西山厚・奈良国立博物館学芸部長の基調講演では、東大寺の大仏の、建立からその後2度の焼失後の再建までを国に頼らず可能にしたのは、みんなで支え合うことである「和」の精神が民衆まで浸透していたからであった、と感動的に語られた。それに続くパネルでも、法隆寺、東大寺、春日大社という日本を代表するお寺と神社のトップが、奈良の地で「仏様」と「神様」を共存させながら、それぞれなりの形で「和」の精神の伝統を受け継いでいる、と述べられたのが印象的であった。青年企画プログラムも「わ」を主題とし、それに「輪」、「笑」、「我」、「羽」、「和」の漢字をあてはめる近隣ユ協のユース会員の活動を紹介した。

当協会の出席者は、会場内での全国のユ協からの参加者に対する世界遺産保全支援絵はがき新シリーズ(第3,4集)のお披露目と販売の点でも大いに頑張った。
(石田)

 
 

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