ハーイ、こんにちは

豊島屋  久保田陽彦社長
鎌倉商工会議所会頭

鎌倉を訪れる観光客は決まって黄色い袋を下げている。鎌倉市民も鳩サブレーの右に出る久保田社長土産が思い浮かばない。人気の秘密を探るべく老舗・創業100有余年「豊島屋4代目社長」久保田陽彦氏にお話をお伺いしました。颯爽と現れた風格は圧巻。

鳩のつぶやき

明治30年頃のこと。異人さんが初代に、掌に近いほどの楕円形のビスケットを下さったのが始まりとか。表にはジャンヌ・ダルクの馬上の姿が刻まれてあったというから何ともハイカラなこと。今も売り上げの大半を占めているという圧倒的人気の鳩サブレー。時代とともに微妙に変化する原材料を吟味しその味を守る一方、和菓子の豊島屋として季節の移ろいをお菓子に描くと同時に、鎌倉の語りべとして、これからも鎌倉らしい菓子を作り続けたいと語る。

鎌倉市海水浴場名称はそのままに

このニュースに市民はこぞって歓声と安堵の声を上げた。「親しんだ名を変えたくなかった」久保田社長の出した結論。

新聞・テレビ報道は「度量の広さを見せたことで、かえって企業イメージが高まった」と評価。

鎌倉生まれ・鎌倉育ちの社長にとって、今回の命名権は「海は皆のもの。鎌倉へのご恩返しの気持ちもあって」と。世界遺産についての問いに、結果を真摯に受け止め、時代とともに変化している風致・景観・ごみ問題等、より良い環境の町をもう一度考え直すチャンスと捉える。「鎌倉に住んでいる人・働いている人・訪れる人」すべての人が幸せになる、そのために何ができるのかを考え実行していきたいと。
念願の洋菓子店オープンに向けて
1959年生まれ、幼稚舎から大学まで慶應。高校から大学にかけては応援指導部に所属して熱中。卒業後4年間の銀行での企業経験は今も役立っていると語る。

銀行退社後20年間、自社工場の現場でひたすら修業の日々。鳩サブレーに触るだけで出来がわかるという。

いま、来春オープン予定の洋菓子店のため準備をしている。

☆    ☆    ☆

今、鎌倉の子供たちの間で流行っている鳩サブレーの食べ方

①頭を最初に食べると頭が良くなる。

②尻尾が一番だと足が速くなる。

③お腹からはもりもり元気が出る。

さて今日は何処から食べましょうか。流石の社長もご存じなかったことでした。 (文・小倉 写真・光永)

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