韓国ユネスコ協会第29回全国大会に参加して

11月20日~21日に済州島で開催された

日ユ協連から松田会長、野口理事長他、7ユネスコ協会より筆者以外に16名が参加。今年6月知床での日本の全国大会には韓国から30名が参加された。この時期に日本と韓国が民間ユネスコ活動で交流を深めた意義は大きい。
韓国の全国大会は、約1時間の自然保護をテーマとする基調講演(開催地がユネスコ世界自然遺産であることに合わせた)以外はセレモニーのみであった。セレモニーは、冒頭の20余りの各地ユネスコ協会旗のにぎにぎしいパレードの後に、韓国ユネスコ協会連盟会長をはじめとして一連の挨拶・来賓祝辞があっただけで、締め括りはユネスコの歌を参加者全員が力一杯大きな声で斉唱。驚いたのは、続けての懇親パーティのすさまじい盛り上がりであった。約400人の参加者が、各地ユネスコ協会毎に次々と一同が舞台に上がり、高らかに演歌を歌う人とそれに合わせ踊る人、それに観客の他のユネスコ協会参加者がやんやと声援を送る等々、さながらレクレーション大会の趣である。
このように、韓国の全国大会は、年に一度、各地のユネスコ協会の会員が、みんなユネスコ憲章に賛同する心は一つの仲間である、という高揚感を高める場であることを強烈に印象づけられた。その点で相互研鑽に力点を置く日本の全国大会と全く異なる。国民性の違いと言えばそれまでであるが、韓国におけるような団結の熱気を生み出す工夫は今後、考慮されてよいだろう。       (石田)

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