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カトリック教会は変わる!

教皇フランシスコ誕生

2013年3月13日、ベネディクト16世の退位に伴い、コンクラーヴェの結果アルゼンチン出身のホルヘ・マリオ・ベルゴリオ枢機卿が第266代教皇に選出され教皇フランシスコを名乗った。「清貧の思想」のもとにフランシスコ会を創立したアッシジの聖フランシスコの名前を教皇名にしたところに彼の決心が見えます。彼はイエズス会出身の初めての教皇です。ヨーロッパ以外の出身者が教皇に着くのはシリア出身の第90代グレゴリウス3世以来2人目。

皆さんは、日本史でも、世界史でも出てくる「宗教改革」という歴史的事実をご存知でしょう。

免罪符などで堕落したキリスト教に対するプロテクトする運動で、ルーテルやカルビンを生みました。時を同じくして、カトリック教会の中からも改革運動がおこりました。最大の動きがイエズス会の誕生です。1534年8月15日、パリ大学の学友たちスペイン出身の6名とポルトガル出身1名の7名が、いわゆる『モンマルトルの誓い』に参加。この日がイエズス会の創立日とされています。そのメンバーは、イグナチオ・デ・ロヨラ(初代総長)、フランシスコ・ザビエル(1506-1552年)が含まれていました。彼らは「清貧」「貞潔」を誓い、主な活動は「教育活動」「宣教事業」「社会正義事業」を活動の三本柱にしていました。イエズス会は当初から宣教活動を重視し東に西へと布教しました。最も有名な宣教師はフランシスコ・ザビエル。彼は、1541年インドのゴヤに滞在、マラッカで出会った日本人ヤジローの話から日本文化に興味を持ち、1549年に来日。2年滞在して日本人の能力を見抜き、都にコレジオを創ることを提言し、大名以下40万人の信者という足跡を残しました。現代では世界の112か国で布教活動する会員(聖職者)は2万人と言われる最大の男子修道会です。

教育を通して布教

イエズス会員は教育を通して布教するために数多くの学校を各地につくりました。その学校で教え、布教するために、イエズス会員は、神学のほかに専門の学問を身に着ける人が多くいます。

教皇が始めた刷新運動

今までの教皇たちが手を出さなかったバチカンの問題点を次々と刷新しています。まず「聖職者の性的虐待」。問題を起こした関係者を異動させ、またはバチカンの刑法を改正、聖職者の身分剥奪、厳しく処罰する姿勢を示している。次の問題は「マフィア組織との対決」。イタリア・マフィアは構成員に子どもが生まれると、リーダーは洗礼に立ち会い、映画で有名になった「ゴッドファーザー」になって結束を強めてきました。このマフィアに「破門する」と宣言。またマネーロンダリング(資金洗浄)で有名なバチカン銀行(宗教事業協会)の過去の業績を「悪」と決めつけ透明化を高めてスタッフ全員取り替えました。

行動では、11月イスラム教徒が大半を占めるトルコを訪問。イラクとシリアで台頭する「イスラム国」の迫害に対して「神の名のもとに殺人を犯すな」と強く非難。国際社会が結束することを訴えています。同時に「キリスト教とイスラム教の指導者が協力すべき」と提案。国連の動きとは別に宗教界のリーダーとして身軽に「平和のために」行動しています。

発言では「広島、長崎の被爆の歴史から人類は何も学んでいない」「核エネルギーは利益をもたらすが、人間性を破壊する」。「核兵器のための出費は国の富の浪費。教育や医療貧困撲滅に充てるべきだ」「核兵器のない世界は、すべての国のゴールだ」と。発言も数多くしています。  (鴇澤)

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