機関誌「ユネスコ」 2021年1月号

書きそんじハガキ・キャンペーン2021

「世界寺子屋運動」では活動のための募金を集めると同時に、国内で書きそんじハガキ(書き間違えるなどして投函しなかったハガキなど)を集め、それらを換金し、人びとが無償で学べる教育の場(寺子屋)を提供しています。1989年の開始以来、世界44ヵ国1地域でおよそ134万人がさまざまな形で学ぶ機会を得ることができました。皆さまのご支援に感謝申し上げます。
(事業部:鴨志田 智也)

カンボジアに新たにつくられたポぺル寺子屋 寺子屋の幼稚園クラス(ネパール)
書きそんじハガキが…

前回寄せられた“タンス遺産”は4536 万円分

 昨年のキャンペーン(2019年12月~2020年11月)でも、各地のユネスコ協会・クラブをはじめ、多くの企業、各種団体、学校および個人の皆さまから多くの書きそんじハガキや切手を含む“タンス遺産”をお送りいただきました。ご支援の総額は約4536万円分にのぼり、ハガキにすると96.5万枚分に相当します。
 2019年度は、皆さまからのご協力によってアフガニスタン(バグラミ寺子屋)、カンボジア(ポペル寺子屋)およびネパール(ギタナガール寺子屋)で各1軒の寺子屋が完成しました。ミャンマーを含めた4ヵ国で、教育を受ける機会がなかった6199人が識字クラスや小学校クラス、幼稚園クラスのほか技術訓練などを受講することができました。

カンボジアに新たにつくられたポぺル寺子屋 カンボジアに新たにつくられたポぺル寺子屋
グラフの金額は、年度別・換算額の概算です。 グラフの金額は、年度別・換算額の概算です。


動画書きそんじハガキ・キャンペーン2021 ダンス編

動画配信

新型コロナウイルスへの対応
今後は教育面での支援へ

 日本ユネスコ協会連盟では、2020年4月から世界寺子屋運動を実施する4ヵ国で新型コロナウイルス対策支援を実施。マスクや個人防護具、体温計などの医療備品をはじめ、ロックダウンで困窮した世帯への食糧支援、地域の人びとへの予防啓発活動を行ってきました。
 世界寺子屋運動では今後、教育を通じた新型コロナウイルスへの対策を行っていきます。活動を実施している国を含め、多くの国では新型コロナウイルスの拡大が子どもたちの教育に大きな影響を及ぼしています。ロックダウンによる学校の休校や、家庭の収入減少による中途退学の増加が懸念されています。そのため、中途退学してしまった子どもや、その危機にある子どもたちへの教育の拡充(小学校や中学校クラスなど)、経済的に困窮した家庭への職業訓練などを通じて、子どもたちが学業を続けられるよう支援していきます。
 引き続き、皆さまのご協力をよろしくお願いいたします。

新型コロナウイルスによって生活が困窮した家庭に、寺子屋を通じて食糧を支援した(ネパール) 新型コロナウイルスによって生活が困窮した家庭に、寺子屋を通じて食糧を支援した(ネパール)

世界寺子屋運動とは?

 すべての人には学ぶ権利があります。経済的理由などで学校に行けない子どもたち、学校に行けず大人になった人たちに学びの機会を提供するため、世界寺子屋運動は始まりました。地元の人たちによる自立運営を目指しています。

寺子屋運動とは? 寺子屋の青年クラスで学ぶ(ミャンマー)

メッセージ


引き続き、皆さまのご参加、ご協力をお願いいたします!

送付・お問い合わせ先
〒150-0013
東京都渋谷区恵比寿1-3-1 朝日生命恵比寿ビル12階
公益社団法人 日本ユネスコ協会連盟
書きそんじハガキ係
TEL 03-5424-1121
Email:kakisonji@unesco.or.jp