委員会の活動紹介−その1−
1985年(今から16年前)「平和は国際理解と協力によって初めて可能となる」というユネスコの精神に基づいて、有志会員がボランティアとして日本語教育活動を開始しました。その後、目黒区教育委員会の強力なご協力を得て年々内容を充実させ、今では年間1100クラス余りを持つ大所帯となり、受講者も“あいうえお”も読めない初心者から、より能力を高めたい上級者のクラスまで、毎期約 120人〜 130人、30数か国の人達が勉強しています。
各コース(下表参照)とも文法を基礎から積み上げ、応用がで
きる日本語能力の養成を目指しています。指導陣25名は全員目黒ユ協の会員で、日本語教授法を勉強し、経験を積んできた人達です。全員で、授業のほかに事務、会計、渉外等運営全般を分担してこの活動を支えていることもつけ加えておかなければなりません。また、より良いクラス作りを目標に、教え方の自主勉強や教科書の研究などの会を随時開催し研鑽を重ねています。
フレンドシップメンバーには日本語の勉強と共に民間ユネスコ活動に接し沢山の友達を作ってもらうこともこの活動の一つの大きな目的です。そのためにも1対1ではなくグループレッスンを基本としています。また、他の活動(バザー・ハイキング・コンサート・寺子屋運動ボランティアなど)へも共に参加し活動しています。
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| コース |
クラス |
時間 |
場所 |
| 1.火・木曜コース |
A 〜 G (7) |
10:00 〜 11:45 |
守屋教育会館
他
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2.土曜コース
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A 〜 G (7)
漢字 A.B(2) |
10:00 〜 11:45
10:00 〜 11:45 |
3.火曜夜コース |
A 〜 F (6) |
18:30 〜 20:15 |
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*年3期:春期 4月〜 7月/秋期 9月〜12月/冬期 1月〜 3月
*冬期には目黒区教育委員会委託の初心者向けクラス「初めて習う日本語30時間」を開催しています。
今後も、ユネスコ憲章に掲げられた高い理念、ユネスコに寄せられる世界中の人々の信頼と、目黒ユ協の実際的な日本語教育ノウハウ、目黒区教育委員会という公の機関との協力関係等を大切により良く発展させて、さらに充実した内容を提供できるよう私たち日本語教室スタッフ一同協力して進めていきたいと思っています。 日本語教育活動委員会委員長 梶谷恵子
10月4日(木)午前、モンゴル5人、中国5人計10人の高校生が守屋教育会館の目黒ユ協日本語教室を訪問した。これはユネスコのプログラムで(財)エイ・エフ・エス日本協会(A.F.S)
のプログラムの短期留学に参加した高校生に、ユネスコ活動の実際を見てもらうために
A.F.Sの出原さんと堤さん(学生ボランティア)が引率して訪れたものです。
全員、日本語の勉強をしているので、加藤会長の挨拶や目黒ユ協の活動説明など、また、懇談にもほとんど支障が無く、とても和やかな交歓会となりました。
10人がそれぞれ日本各地(金沢・和歌山・熊本・愛知・福岡・大阪・日立・京都)に散らばりホームステイして日本の文化、生活などを体験したとのことで,感想として「初めて見た海、滝に感激した」「ホーム
ステイのお母さんの料理は毎日違うし、おいしかった」「ただいまという言葉はとてもいいと思う。自分の国には無い」「和歌山の農業高校で梅干しを作り毎日食べていた」
「日本は国は狭いけれどとても広い国に感じる」等々高校生らしい素直な気持ちに好感が持てました。
お礼にと言ってモンゴルの 5人はキロロの歌、中国の 5人は中国を称える歌を歌ってくれました。懇談の後の日本語教室の見学は、自然にクラスに溶け込み打ち解けて、各クラス共会話が弾んで予定
加藤会長・スタッフと共に
の30分はあっという間に過ぎてしまった感じです。 (取材 広報活動委員会
清水記)