国際交流のつどい-講演会

[2022年度] 札幌ユネスコ講演会 「ユネスコとボランティア活動」

日 時 2022年9月9日(金)
場 所 エルプラザ
参加者 13名

〜困っている人々によりそい〜講師:真島康誉(北大農学部大学院1年)

講師は、コロナ下の2020年4月に立ち上げた地域の高齢者や障がいのある方に向けた生活支援団体「まごのて」の代表。 コロナ下、高齢者が外出への不安や地域との繋がりも薄れつつある現状を知り、逆に自分たち学生は授業もオンラインになり課外活動の制限などで新たに時間が生まれたことがきっかけになったそうです。「学生と高齢者を繋ぐサービスの可能性を実現した」と話してくれました。 現在メンバー40名。雪かきやPCサービスなど支援は多岐に渡るそうです。


[2017年度] 第一回講演会 「マヤ文明と遺跡の宝庫グアテマラ」

日 時 2017年11月26日(日)
場 所 かでる2・7
参加者 38名

中米の国グアテマラ、コーヒーで知られてはいるものの「どこにあるの?」という質問から始まるほどまだまだ馴染みのない国です。
名越氏自身 名誉領事に就任して6年 、 グアテマラ訪問も11回になりますが、未だ訪れる度に新しい発見があるといいます。
発掘が続くマヤ文明の遺跡、スペイン統治時代のコロニアルな街並み、色の洪水とも呼ばれるカラフルな民族衣装や民芸品、更にはグアテマラの人々の温かさ等 、画像と共に語って下さいました。
また、マヤの子孫を多く残しているグアテマラでは、先祖は中央アジアから来たと言い伝えら れています。
蒙古斑を持ち、確かに顔の形は西洋人より東洋人の方に近くアジア人には親しみが持てます。
特別ゲストのグアテマラ人のカルロス・メレン氏は、英会話教師から、グアテマラのコーヒーブランドを立ち上げ、生産者が恩恵を受けるフェアビジネスとして、コ ーヒー製品の収益を生産者の子ども達の教育や生活向上に生かす社会活動をしています。
彼が開発したコーヒーが参加者に振舞われ、グアテマラの魅力を言葉と画像に加え 、 香りと味からも伝えていただきました。(委員長 陶恵栄)



[2016年度] 「日本ロケット事業と私」

日 時 2016年8月28日(土)
場 所 かでる2・7
参加者 38名

講師 の ケンプス ・ ランドン ・ トマス( Kamps Landon Thomas )氏は、アメリカ バッファロー州立大学工学部航空宇宙工学卒業後、陸軍情報官を経て、 2015 年北海道大学工学院機械宇宙工学専攻修士課程に入学されました。
トマス 氏は 「 『下町ロケット』という、最近放送されたドラマの物語は実際に存在します。そして、それは日本と宇宙開発 の未来にとってとても大切です。」と語られ 、日本のロケットの安全性や 北海道の エンジニアたちの作ったロケットに、魅了されているとのことです。
また、日本には英語に翻訳されていなく、世界に未発表な素晴らしい革新的論文がたくさん埋もれているそうで 、日本語の読み書きができるトマス氏は、それらを「宝の山だ」と興奮した様子でお話しくださいました。
自らの研究はもちろん、英語も日本語もできるトマス氏は世界と日本の架け橋となりご活躍されることでしょう。
難しいロケット技術 についても 分かりやすく解説してくださり 、とても楽しい講演会でした。(国際交流研修委員長 陶恵栄 )


[2015年度] ユネスコ講演会「日本文化と日本酒」

日 時 2015年8月8日(土)
場 所 かでる2・7
参加者 32名

日本での定住を選ばれたアメリカ出身の熊田架凛(カリン)氏が日本と西洋文化の違い等、ご自身の仕事である「日本酒」を通じて、様々なエピソードを交えて「日本文化と日本酒」というテーマでご講話下さいました。
熊田架凛氏は1986年アメリカ・カリフォルニア生まれ、15歳時ロータリークラブの交換留学生として来日。
日本を好きになって、大学(アメリカ)で機械工学を専攻しながら、2006年〜2008年の間、年に二回来日し、明治34年創業の「銘酒の裕多加」をお手伝いしました。
2008年12月に「銘酒の裕多加」の専務理恵さんと結婚して、2009年4月「銘酒の裕多加」入社、2013年常務取締役となりました。
先週ハワイで開催された「第13回全米日本酒鑑評会」の審査員として参加。
帰国時、口の内膜がはがれるほど、審査日に300品以上のテイスティングの大変さをお話下さいました。
日本を愛し、日本酒に魅了されて、日本人と結婚して、さらに日本文化を広め、日本酒の審査員まで活躍する熊田架凛さんの講話は素晴らしいものでした。(国際交流研修委員 児島充子)


[2014年度] 講演会「天山北路の旅 ~新疆ウイグル自治区北部を訪ねて~」

日 時 2014年9月27日(土)
場 所 かでる2・7
参加者 22名

講師:淺利英吉氏
いつの日か私も行きたい!~平和を願いつつそう思った講演会
当協会会員である講師の淺利さんと事前打ち合わせの機会を得た。
「演題は、『天山北路の旅』でどうでしょう」、淺利さんの提案に、心の中で手を打った。
本講演は、蘭州を起点にトルファン、敦煌、カシュガル、ウルムチを巡った、97年の旅をもとにしている。副題のように、ここは「新疆ウイグル自治区」である。
だが行政上の呼称自体、本質的には政治的だ。今回の講演は、淺利さんの「歴史」と「文化」の旅を、講師撮影の写真とお話から追体験することが目的であり、政治が主題ではない。「天山北路」はぴったりだった。
この地域では、講演会の数日前も、公安当局の暴徒射殺などにより、50人の死者が出ている。今、淺利さんのような旅は難しいようだ。
当日、淺利さんのお話は、とても楽しく、この地の文化、歴史、自然をいきいきと感じることができた。
会員の見聞を共有することで、「心の中の平和の砦」が少し大きくなる…そんな貴重な機会であった。 (国際交流研修委員会 委員長 徳田実)


[2013年度] 講演会 「新渡戸稲造と札幌農学校」

日 時 2013年11月16日(土)
場 所 ホテルレオパレス
参加者 52名

国際交流研修委員会では毎年度講演会を企画しております。
講師に北海道大学名誉教授の藤田 正一先生をお迎えして、「新渡戸稲造と札幌農学校」というテーマでご講演頂きました。 ユネスコの前身とも言える-ICIC:International Committee on Intellectual Cooperation(国際知的協力委員会)が大正11年(1922年)に開かれ、委員会では国際連盟の事務局次長であった新渡戸稲造が事務を担当しており、アインシュタイン、キュリー夫人等、著名な有識者12名が参加していました。
その後第二次世界大戦の開戦により活動は中止されました。
昭和20年(1945年)11月に国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)設立の会議がロンドンで開催され、ユネスコ憲章(戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなくてならない…)が採択されました。
藤田先生は北海道大学獣医学部をご卒業後、オレゴン大学、アルバート・アインシュタイン医科大学で学ばれ、北海道大学獣医学部教授、そし北大副学長を務められ、現在は北海道大学名誉教授、札幌平成遠友夜学校校長です。
ご講演でクラーク博士と新渡戸稲造の関わりの中でクラーク博士が生徒にお話になったお言葉のBe gentlemen(紳士たれ)は常に弱者に対して真摯に対応せよとの意味とおっしゃった事が印象的でした。
世界的に活躍した新渡戸稲造氏と北海道の強い絆を学び素晴らしいご講演でした。(委員長 児島 充子)

[2012年度] ユネスコ昼食講演会 「ロシアと日本(北海道)の友好と未来」

日 時 2012年12月1日(土)
場 所 札幌パークホテル
参加者 43名

講師 ロシア総領事 ワシーリ・サープリン氏


[2012年度] 第1回講演会「日本の健康教育の問題点 健康教育と食育」

日 時 2012年7月28日(土)
場 所 かでる2・7
参加者 78名

講師 札幌医科大学教授 當瀬規嗣氏